アメリカでの「トランプ関税」の影響は?...自動車や住宅建設などにも幅広く
◎住宅建設業者
近隣諸国から原材料を輸入する米住宅建設業者もコスト増に直面する公算が大きい。
S&Pグローバルは、メキシコと中国からの家電製品、電子機器、戸棚などの完成品に対する関税によって建設コストがさらに拡大する可能性があると指摘する。
◎航空宇宙関連サプライヤー
航空宇宙産業協会によると、カナダは米国にとって航空宇宙関連製品の最大の輸入国(ドル換算)で、サプライヤーほか、すでに苦境に立たされている航空機大手ボーイングなどのコスト拡大を招く可能性がある。
カナダ製造業者はゼネラル・ダイナミクス子会社やテキストロン向けにエンジン、ボーイングとエアバスに着陸装置なども製造している。
また、メキシコのケレタロとチワワには航空宇宙拠点があり、ハネウェルなどの大手サプライヤーを誘致している。