自動車株が大幅安、トヨタ5%超安...トランプ関税に懸念

2月3日の東京株式市場で自動車株が軟調に推移している。写真はトヨタのロゴ。2024年3月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/David Dee Delgado)
3日の東京株式市場で自動車株が軟調に推移している。トランプ米大統領がカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を4日から課す大統領令に署名したことを嫌気する売りが先行。トヨタ自動車が5%超安、日産自動車、マツダ、ホンダが7%超安、三菱自動車工業が5%安で推移している。東証33業種では輸送用機器が4%超安で値下がり率トップ。
市場では「カナダやメキシコが報復関税を課す方針で、今後の報復合戦が警戒される。自動車株はサプライチェーンへのダメージが避けられないとみられ、業績にも悪影響が出るとの懸念から下げがきつくなっている」(GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏)との指摘が聞かれた。


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