年1万冊刊行されるビジネス書、本当に学びになる「名著」とは...人間関係から成長促進までシーン別に解説
【シーン別】おすすめ「ビジネス書の名著」
ここまで、flierの考える「ビジネス書の名著」の3つの特徴について話してきました。ここからは、シーン別でおすすめの「ビジネス書の名著」を紹介します。
(例1)異動・昇進・転職でストレッチが必要なとき
人生では、異動や昇進、転職、起業などストレッチが必要な転機が訪れます。内面を磨き、成長したいときに指針になる本が、『完訳 7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著、キングベアー出版)です。全世界4000万部以上を売り上げたベストセラーであり、ビジネスの成功につながる人生哲学として、日本でも数多くのビジネスリーダーに愛されてきました。
7つの習慣とは、「主体的である」「終わりを思い描くことから始める」「最優先事項を優先する」「Win-Winを考える」「まず理解に徹し、そして理解される」「シナジーを創り出す」「刃を研ぐ」のこと。これらの習慣を心がけることで、対応範囲を広げられるはずです。完訳版の本書は2013年に刊行されましたが、その言葉は今も決して古びることはありません。
新たな習慣を身につけるうえで役立つのは、『「後回し」にしない技術』(イ・ミンギュ著、文響社)。実行力を発揮するプロセスを「決心」「実行」「維持」の3つに分けて、具体的な処方箋が紹介されています。「先延ばしの神」に抗い、新たな行動を習慣にしたい方にうってつけです。
『完訳 7つの習慣』
著者:スティーブン・R・コヴィー
翻訳:フランクリンコヴィージャパン
出版社:キングベアー出版
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『「後回し」にしない技術』
著者:イ・ミンギュ
翻訳:吉川南
出版社:文響社
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