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人気の街には、人気の店がある...地域経済を活性化させる注目の経営者が語った「店づくり」の発想法

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2024年12月2日(月)10時00分
文:西田嘉孝 写真提供:アメリカン・エキスプレス
アメリカン・エキスプレスの中小店舗支援SHOP SMALL

福岡市内で開催された「未来店舗会議 今、わたしが街にお店をつくるなら」には店舗経営者や将来的な開業を目指す人など多くの人が参加した

<アメリカン・エキスプレスの特別セミナー「未来店舗会議 今、わたしが街にお店をつくるなら」で福岡発の二人のヒットメーカーが語った、お店づくりのアイデアとは?>

10年以上前から続くスモールビジネス支援の取り組み

地域に魅力を与え、地元経済を活性化させ、さらには地域が抱える課題を解決する力をも秘めた「街のお店」。世界180カ国以上でクレジットカードやペイメントサービスを展開するアメリカン・エキスプレス(以下アメックス)は、10年以上前からこうした中小規模の店舗や企業「スモールビジネス」の支援に力を入れ、2010年にはアメリカで「SHOP SMALL(ショップスモール)」という取り組みをスタートした。

「地域社会への貢献や多様性の尊重、顧客のバッキング(支援)といったアメックスの理念のもと、リーマンショック直後のアメリカでスタートした取り組みがSHOP SMALL。日本では2017年からスタートし、多くのスモールビジネスオーナーの皆様が抱える、経営ノウハウや集客・情報発信、資金不足といった課題の解決に繋がる様々な取り組みを行なってきました」

福岡市内で開催された特別セミナー「未来店舗会議 今、わたしが街にお店をつくるなら」の第一部で登壇したアメックスの加盟店事業部門の津釜宣祥氏は、同社の事業やSHOP SMALLについて紹介するなかでそう語った。

アメリカン・エキスプレスの中小店舗支援SHOP SMALL

「未来店舗会議 今、わたしが街にお店をつくるなら」で登壇したアメリカン・エキスプレスの津釜宣祥副社長

これまでアメックスはSHOP SMALLという支援の枠組みの中で、多様性に配慮した製品やサービス・店舗づくりを行う中小店舗経営者に支援金を提供する「RISE with SHOP SMALL」や、地域の消費者と加盟店ショップの経営者を繋げる「SHOP SMALL マルシェ」といった各種施策を実施。この日の特別セミナーは店舗経営者や将来的な開業を目指す人たちに経営のヒントを見つけてもらうことを目的に実施したSHOP SMALLの新しい取り組みだ。

大人気のお店はどうやって誕生したのか?

第二部では、津釜氏とともに平子良太氏と大塚瞳氏が登壇し、自身の店舗や経営に対する考えについて語った。平子氏は福岡に開業した「パスタ食堂ヒラコンシェ」を起点に、大人気ベーカリー「アマムダコタン」や話題の生ドーナツ専門店「I'm donut ?」を全国展開するヒットメーカー。一方の大塚氏は旅する食空間演出家としても知られ、「台所ようは」や「食堂ミナトマル」など、数々の人気店を手がけてきた。

アメリカン・エキスプレスの中小店舗支援SHOP SMALL

「アマムダコタン」や「I'm donut ?」など大人気店を手掛ける平子良太氏

イタリアンの料理人である平子氏がベーカリーを開業したきっかけは、「レストランで出すパンをすべて手作りしようと考えたこと」だった。「美味しいパンができたからパン屋さんがやりたいなと。ドーナツも同様です」。

「マダムダコタン」のコンセプトには、パン好きの平子氏の思いが表れている。「僕は職人さんがパンを焼いている姿を見るのが好きで、パン自体もとても愛らしいものだと思っていました。とにかくお客さん目線で、パンの魅力が伝わるような世界観を表現したくて、架空のRPGの街に迷い込んだような雰囲気のパン屋さんをつくろうと考えたのです」

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