ハーバード大学准教授が語る「メンタル危機」になる前のセルフケア...認知療法で使われる技術とは?
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K-Angle/Shutterstock
<小児精神科医でハーバード大学准教授でもある内田舞さんにインタビュー。自分の感情を見つめ直す「モニタリング」の技術>
ネガティブな感情に振り回されたくない。メンタル危機に陥ることなく、ラクな気持ちで生きるには? こんな願いをもつ方に向けて、よりよく過ごすためのセルフケアを教えてくれるのが『まいにちメンタル危機の処方箋』(大和書房)です。
著者の内田舞さんは、小児精神科医でありながらハーバード大准教授でもあります。いま抱いている感情が正しいのかを客観的に見つめ直す「モニタリング」とは何なのか? 差別と分断を乗り越えるための活動を続ける内田さんの原動力についてもお聞きします。(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)
執筆の背景にあったのは「ソーシャルジャスティス」への願い
──『まいにちメンタル危機の処方箋』を執筆された背景は何でしたか。
認知療法の1つである「再評価」を、日常生活でも実践していただきたいという思いからです。
初の単著『ソーシャルジャスティス』の取材でよく興味をもたれた内容が「再評価」に関するものでした。再評価とは、いま抱いている感情が本当に正しいのかを客観的に見つめ直し、心の平穏を取り戻す方法のこと。分断において攻撃される立場になってしまったシーンや、攻撃したくなってしまったシーンで、「いったん立ち止まって、感情を見つめ直すと結果が変わってくる」と伝えるために紹介しました。
再評価の考え方にふれるのは、メンタルの危機が続いた後が多いのが現状ですが、この考え方を普段から取り入れると、個人のメンタルヘルスも、社会の雰囲気ももっと良くなると考えたのです。『まいにちメンタル危機の処方箋』では、「再評価」を、堅苦しくないように「モニタリング」と表しています。
私の心のコアになっているコンセプトは、「ソーシャルジャスティス(社会正義)」。多くの人が幸せに生きられる世の中を見たいという願いがあります。それを叶えるためには、デモや政策提言などの方法もあります。ただ、自分の感情に向き合うことは、誰でもすぐに取り組める。自分が何を感じているのか、その背景に何があるのかと自問するなかで、「ここは悩まなくていい」「ここは間違った認識をしていたな」と気づくことができます。
こうした効果をもつモニタリングを、臨床から離れた日々の生活でも使っていただきたいと思い、本書を執筆しました。
『まいにちメンタル危機の処方箋』
著者:内田舞
出版社:大和書房
要約を読む
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