嫌われる人の「会話」には、明らかな共通点があった...いい人間関係を作るため絶対に避けるべきこととは?
──上司が否定してきたら部下はどう対応したらいいでしょうか。気持ちの持ち方を含め、対応策を教えてください。
残念ながら、感情が高ぶっているときは相手に何を言っても無駄なので、とにかくやり過ごすことを考えてはいかがでしょうか。「そういうこともあるよね」って自分を傷つけないマインドで受け流すといいのではないでしょうか。
そして、冷静な頃合いを見計らって、もう一回話しに行く。「あのとき言われたことなんですけど......」って。そういう歩み寄りがあると、よりまろやかなコミュニケーションがとれると思います。
「未来に種をまく会話」をつくりたい
──最後に、林さんが今後やっていきたいことを教えていただけますでしょうか。
お互いがどういう対話をするとうまくいくのかというような、ワンウェイではない対話ですね。お互いの関係性を良くするような、未来の関係性に種をまくような会話をどうつくるかということに、取り組んでいきたいと思っています。
『できる上司は会話が9割』
著者:林健太郎
出版社:三笠書房
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『優れたリーダーは、なぜ「傾聴力」を磨くのか?』
著者:林健太郎
出版社:三笠書房
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林健太郎(はやし けんたろう)
リーダー育成家。合同会社ナンバーツー エグゼクティブ・コーチ。一般社団法人国際コーチ連盟日本支部(当時)創設者。
1973年、東京都生まれ。バンダイ、NTTコミュニケーションズなどに勤務後、日本におけるエグゼクティブ・コーチングの草分け的存在であるアンソニー・クルカス氏との出会いを契機に、プロコーチを目指して海外修行に出る。帰国後、2010年にコーチとして独立。2016年には、フィリップ・モリス社の依頼で、管理職200名超に対するコーチング研修を実施。日本を代表する大手企業や外資系企業、ベンチャー企業や家族経営の会社まで、のべ800人を超える経営者やビジネスリーダーに対してコーチングを実施。企業向けの研修講師としての実績も豊富で、フェラーリ社の日本の認定講師を8年間務めるなど、リーダー育成に尽力。『コーチング忍者の2分コーチング入門講座』など、斬新な切り口でコーチングを啓発中。
著書に『できる上司は会話が9割』『優れたリーダーは、なぜ「傾聴力」を磨くのか?』(ともに三笠書房)がある。
flier編集部
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