最新記事
BOOKS

脳を若返らせる3つのポイントとは? 『脳は若返る』など、「本の作り手」がイチオシする新刊本

2023年6月1日(木)17時17分
flier編集部

言語の曖昧さを排除して思考を明快かつ具体化する

コンサル脳を鍛える
 著者:中村健太郎
 発行元:BOW&PARTNERS
 発売元:中央経済グループパブリッシング
 出版社:中央経済社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「こんだけコンサルのスキルがダダ漏れしてるのに、同じスキルと生産性が身についたという話は聞かない。不思議ですよね」

初対面の(といってもZOOMだったが)中村さんの開口一番。「ようやくわかったんですよ、違いをつくっているものが。たった3つの、でも、いわばOSとも言える基本スキルでした」

10年近くボスコンやアクセンチュアで新人育成や事業会社向けの講習を行ってきた中村さんの言葉だけに重みがある。しかも、その3つは、「日本語・論理・コミュニケーション」だと言うからなおさらだ。そうして出来上がったのが本書である。

本書の中でも中心を成している「日本語」は、巷に溢れる「日本語ルール本」と似ているようで少し違う。思想が異なるのだ。ひと言で言えば、いかに曖昧さを排除するか。なぜなら、私たちは思考を言語で表現するのではなく、言語によって思考するから言語が曖昧だと思考も曖昧になってしまうからだ、と中村さん。まずは思考を明快かつ具体化することから始める。

なんだ、それならお手のものだとお思いのあなた、ぜひ、実践編の「鍛錬ドリル」に挑戦を! 結構、手強いと評判だ。
(BOW&PARTNERS 編集担当 干場弓子)

「嫌な人」への頭のいい切り返し方が満載

職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術
 ムダに「反応しない」。ムダに「争わない」。

 著者:後藤千絵
 出版社:三笠書房
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

どの職場にも、必ず嫌な人がいるものです。「指導を装って、ネチネチと嫌味を言ってくる上司」「陰で悪口を言って、足を引っ張ろうとする同僚」「なにかと対抗心を燃やし、マウントを取ろうとする後輩」......。

みなさんも、心当たりがあるのではないでしょうか。じつは、職場の嫌な人は、7つのタイプに分類できます。
1、「自己正当化」タイプ
2、「自己中」タイプ
3、「かまってちゃん」タイプ
4、「八つ当たり」タイプ
5、「完璧主義者」タイプ
6、「嫉妬メラメラ」タイプ
7、「サディスト」タイプ

この「7人」の特徴を知れば、対策を立てるのは簡単。恐れる必要はありません。本書では、どの職場でも見られるケースを26個取り上げ、それぞれのケースで有効な「言葉の護身術」を紹介しました。

ムダに「反応しない」。ムダに「争わない」――これが「言葉の護身術」の基本スタンスです。「正面から戦わずに賢く勝つ」「グサッとくる一言を切り返す」「やっかいな強者も撃退する」頭のいい切り返し方が満載です。ぜひ、「言葉の護身術」を身につけて、人間関係の悩みを解消しましょう。
(三笠書房 編集本部 佐野徹)

◇ ◇ ◇


flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。

flier_logo_nwj01.jpg

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、イラン核施設への限定的攻撃をなお検討=

ワールド

米最高裁、ベネズエラ移民の強制送還に一時停止を命令

ビジネス

アングル:保護政策で生産力と競争力低下、ブラジル自

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はどこ? ついに首位交代!
  • 4
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 5
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 6
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 7
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 8
    300マイル走破で足がこうなる...ウルトラランナーの…
  • 9
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 10
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 5
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 10
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中