転職すべき「隠れた優良企業」を見つけるコツは? 実は国が公開していた
グローバルニッチトップ企業は見つけにくい
実際に、グローバルニッチトップ100選の企業に、法人営業として転職した相談者さんは、働き始めて1年経って、こう教えてくれました。
顧客と対等な関係になれるなんて夢にも思いませんでした。お客様から相談してくるんです。これまで土下座する勢いでお客様にお願いする立場だったので、驚きました。弊社にしかできない仕事なので、やりがいがあります。
相談者さんは、スキルアップしたわけではありません。ただ、働く場所を見つけて変えただけ。たったこれだけで、ストレスがなくなるなら、すぐにでもグローバルニッチトップ企業を調べてみたいと思いませんか?
ただし、グローバルニッチトップ企業は、よく調べなければ「何をしているかわからない」会社も多いでしょう。
隠れた優良中小企業は求人サイトで大手企業のように写真が多数、派手な言葉で掲載されていないことも多いので、見つけにくいという特徴もあります。
「採用はしていません」を真に受けてはいけない
ご安心ください。転職サイトの多くには「キーワード検索」や「フリーワード検索」があります。サイトの窓に「ニッチトップ」「独自技術」「シェアNO.1」「リーディングカンパニー」と打ち込んでください。
あなたにピッタリの企業が、宝探しのように楽しく見つかります。
転職サイトに掲載されていない企業も多々あります。もっと言えば、お問合わせや採用ページから直接応募する必要がある企業も割とあります。「ただいま、採用活動は行っておりません」とページに表示される企業すらあります。
だからこそ、いいのです。この時点で、大勢の転職者が脱落していきます。
「採用はしていません」という言葉を、真に受けないでください。HPにはそう記載しておきながら「いい人がいたら採用したい」と考えている企業は、案外多いのです(もちろん、本当に募集していない場合もあります)。
その調べるハードル、応募するハードルの高さが参入障壁となり、転職活動のライバルを減らしてくれます。
グローバルニッチトップ企業は採用に苦戦している
隠れ優良企業である「グローバルニッチトップ企業」の探し方を知ったあなたは、同じく転職活動を始めようとしている人よりも、一歩も二歩もリードしていることでしょう。
「隠れ優良企業リスト」の人事担当者は口をそろえて「うちは地味だからな」と言います。ほとんどが、採用に苦戦しているのです。
そうした中、人事に直接アプローチすれば、たとえ表立って採用活動をしていなかったとしてもたいていの人事は会ってくれます。人事も興味があるからです。「どうやってウチを見つけたの?」と質問してくることでしょう。
そこに志望意欲が高く、強みと経験があるあなたが現れたら、間違いなく一目置かれる人物として大歓迎されるでしょう。入社初日に「救世主が現れました」なんて紹介された相談者さんもいます。
みんながやらないことで、差をつける好例です。