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BOOKS本の要約サービス「フライヤー」CEO・大賀康史が選ぶ2022年のベスト本3冊
フライヤーCEO・大賀康史氏(flier提供)
<本の要約サービスとして数多くの書籍を紹介しているフライヤーだが、そのCEOである大賀康史氏が昨年1年間で最もおすすめしたいと思った3冊とは>
2022年も、フライヤーでは多くの良書を紹介する機会に恵まれました。今回はその中から、フライヤーCEO・大賀康史のベスト3をご紹介します。
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。
『人を選ぶ技術』
著者:小野壮彦
出版社:フォレスト出版
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2022年は人的資本経営、リスキリングなどの人材に関わるトピックが話題となった一年ではなかったでしょうか。
経営に関わる重要課題は、事業、資金、人・組織だと言われていて、その中でも最も深淵で正解がわからない領域が人・組織です。誰を採用して誰を抜擢するのかという問題は、ほとんどが自己流で対処しがちですが、実は普遍的な方法論があります。
グローバルのトップマネジメントを選ぶ仕事に10年間従事した著者の秘伝の技術は革新的で、同じ悩みを抱える経営者の課題に道を示してくれます。組織の運営をする人はまず手もとにおいておくと良い一冊だと思います。
『終止符のない人生』
著者:反田恭平
出版社:幻冬舎
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20世紀を代表する物理学者のアルベルト・アインシュタインの言葉に、「すべての宗教とアートとサイエンスは同じ一本の木から分かれた枝である」というものがあります。音楽は感性に直接訴えて、人生に彩りを与えてくれる存在です。
著者は世界三大コンクールの1つ、ショパン国際ピアノコンクールで2位を獲得しています。実は破天荒で、新たな音楽ビジネスを次々と追求する姿からは、新しい一年に向かうエネルギーをもらえるはずです。
YouTubeにコンクールの公式動画が上げられていますので、予選から本選の演奏を聴きながら本書を読んでみてはいかがでしょうか。熱の込められた筆致により没入感があって、思わず一気読みをしてしまう作品です。
『現代思想入門』
著者:千葉雅也
出版社:講談社
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哲学を扱う本としては異例の10万部を超えている本書は、書店でも見かけることが多いのではないでしょうか。
古代や中世の哲学はなじみがあっても、現代思想は特に難解な印象があるかもしれません。そんな人こそ、『現代思想入門』に触れてみると良いでしょう。カントなどの他の思想との接続点が網の目のように構成されていて、ものごとを解像度高く見ることによる一段高いレベルの理解に優しくいざなってくれます。
慌ただしい日常から離れ、美しい現代思想の世界にふけるにはぴったりの傑作です。
2022年に出会った書籍の中から、特におすすめの3冊をご紹介しました。新年、気持ちを新たに本との出会いを楽しんでいただければ幸いです。
flier編集部
本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。
通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。
このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。