テスラ初の大型EVトラック出荷開始 貨物30トン牽引で100km加速わずか20秒
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米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は1日、ネバダ工場で行われたイベントで、同社初の大型EVトラック「セミ」(写真)を公開した。写真は1日撮影。テスラ提供(2022年 ロイター)
米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は1日、ネバダ工場で行われたイベントで、同社初の大型EVトラック「セミ」を公開した。運送トラックに初進出する。
当初は2019年に生産開始する予定だったが、バッテリーの制約により計画が延期されていた。
テスラによると、セミのパワートレインを他の車種でも使用するほか、自社サプライチェーンにも取り入れて、自動車部品の輸送に活用する計画。
初の納入先は米ペプシコとなった。
マスク氏はセミの価格、生産計画などについて最新情報を明らかにしなかった。
2017年の発表によると、セミの価格は航続距離300マイルで15万ドル、500マイルで18万ドルだが、その後、テスラのEV乗用車は大幅に値上げされている。
セミは、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、ウォルマートなどが予約注文している。
