あなたを閉塞感から救ってくれる? 猫に学ぶ生き方から、多様性の時代の哲学まで...いまオススメの本
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<自分の心、仕事、生活、勉強...生きづらさを感じる人たちにオススメしたい本など、いま各出版社がイチオシする本を紹介>
各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載(前半はこちらから、後半はこちらから)です。
発達障害を基礎の基礎から知る
『リワーク専門の心療内科の先生に
「働きながら発達障害と上手に付き合う方法」を聞いてみました』
著者:亀廣聡、夏川立也
出版社:日本実業出版社
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いきなりですが、「発達障害」は何科でどのように診断するか知っていますか?
答えを言うと、精神科や心療内科で、診察や認知検査して総合的に判断されます。そんな、そもそもも知らなかったのが、この本の企画のスタートでした。
グレーゾーンをはじめ「発達障害」は注目度が増していますが、では、自分や周囲の人が「もしかして、発達障害かもしれない」と思ったら、すぐに心療内科に行こうと思いますか?
心療内科の門をたたくのは、なかなかハードルが高いのでは......。
そこで、心療内科を受診したら、どんなふうなんだろうというのを、大阪の枚方に実在するリワーク(復職)専門の「ボーボット・メディカル・クリニック」を舞台に知ることができるのが、この本です。
心療内科の先生が教えてくれるのは、発達障害は病気ではなく「脳の特性」ということです。そして、「感情のコントロールが苦手」「空気が読めない」「こだわりが強い」など発達障害からくる生きづらさから、メンタル不調を引き起こしている人も増えています。
「発達障害って何?」「どうやって診断するの?」から、「いかに上手に付き合うか」まで、よくわかります。
第一編集部 川上聡
一番幸せな生き方をしているのは?
『閉塞感がニャくなる魔法の言葉88』
著者:矢作直樹
出版社:ワニブックス
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「なぜ人は猫の生き方に憧れるのでしょうか?」
「他人におもねらない、他人と自分を比較しないというのは、一番幸せな生き方だからです」
私のふとした疑問に対して、著者である矢作直樹先生からの返答が本書誕生のきっかけになりました。
猫はいつも気ままで、自分中心。他人の目ばかり気にしがちな日本人とは正反対な生き方です。「だからこそ日本人は猫が好き」と矢作先生は続けました。
そういえば以前、バズる動画は犬ではなく猫ばかりと聞いたことがあります。猫は寝たい時に寝たい場所で寝たいだけ寝る――そんな〝自分軸〟を持った生き方に、私たちは羨望の気持ちを抱くのでしょう。
食べたい時に食べる、気が赴くままに歩いてみる、歩きやすい靴を履く、空を見上げるなど、本書には人生を気楽に生きるためのメソッドが詰まっています。何かとストレスフルな昨今ですが、己の五感を磨き、直感を大切にすることで、自分らしく生きてみてはいかがでしょうか。
岩尾雅彦