ストレスを感じやすい人へ 読めばちょっと心が軽くなるオススメの本
twinsterphoto-iStock
<仕事が憂鬱、やる気が出ないなど、何となく心の不調を感じる人が読むべき「心のビタミン」になる6冊の本>
コロナ禍3度目のゴールデンウイーク、長い休暇をとられた方、お仕事だった方、様々かと思います。なかには、休み明けに「会社に行くのが億劫......」「平常運転モードになかなか戻れない」「やる気が出ない」という方もいるのではないでしょうか。
心の不調は身体の不調に直結します。一時的な気持ちの落ち込みと侮らず、今のうちにセルフケアをしておきましょう。
今回は、連休明けでストレスを感じやすくなっている心に、優しく寄り添ってくれる6冊をご紹介します! あなたにとって心のビタミンとなる本が見つかりますように。(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。
「やる気の出ない朝」が劇的に変わる「ある工夫」
『セルフコントロール大全』
著者:堀田秀吾、木島豪
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
flierで要約を読む
最初にご紹介するのは、『セルフコントロール大全』です。今年1月刊行、フライヤーでは4月に公開されたばかりの要約です。
「何がつらいって、朝起きるのがつらい、もっと寝ていたい」。GW中、朝ゆっくり寝ていたために、連休明けの今、特にしんどいとお感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「朝が苦手」という感情も二度寝にふける行為も、悪いことではありません。本書は「自転車を漕ぎ始めるときに力がいるように、人間は起床時に大きなストレスを感じるようになっている」という身体のメカニズムを解説しています。
そのうえで、二度寝の効用として、起床時に分泌されるストレス抑制のホルモン「コルチゾール」が増す、さらに、心が落ち着いてリラックスできる「エンドルフィン」が出るといったメリットを、科学的見地から教えてくれます。
コロナ禍により、連休明けの初仕事がリモートワークという方もいるでしょう。「自宅の机に向かうのも気が進まない」というほどやる気が出ない朝。しかし、あることをちょっと工夫するだけで、作業効率やモチベーションが断然違ってきます。「あること」が気になる方、ぜひ本書を手に取ってみてください。
心身に現れるストレスサインを見逃さないで
『「会社がしんどい」をなくす本』
著者:奥田弘美
出版社:日経BP
flierで要約を読む
次にご紹介するのは『「会社がしんどい」をなくす本』です。精神科医で労働衛生コンサルタントの奥田弘美さんの著書です。
本書は自分の心の状態、心身に現れる「ストレスサイン」に敏感になろうと促します。ストレスサインは人によって異なり、心のサインなら漠然とした不安、怒りっぽくなる、寝つきが悪くなる、集中ができなくなるなどの症状が現れやすい一方、体のサインとしては肩こりや頭痛、下痢、疲労感、高血圧などさまざまな症状が出ます。
「連休で心身ともにリフレッシュし、充電できた」と自分を過信し、飛ばし過ぎていませんか。終業後など、ふと立ち止まって自分の心と体と向き合い、内面の声に耳を傾けてみましょう。小さな悲鳴と思えても、放っておくと大事に至りかねません。
本書を手に、「会社のしんどい」をなくしましょう。