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自動車米EV新興企業フィスカー、新型モデル発表 約560キロという走行距離でテスラに対抗
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電気自動車(EV)の新興メーカー、米フィスカーは11月17日、ロサンゼルス自動車ショーでEVスポーツ多目的車(SUV)「Ocean」シリーズを発表した。一部モデルは、競合テスラの「モデルY」よりも走行距離が長いという。写真はフィスカーのヘンリック・フィスカー最高経営責任者(CEO)(2021年 ロイター/Mike Blake)
電気自動車(EV)の新興メーカー、米フィスカーは17日、ロサンゼルス自動車ショーでEVスポーツ多目的車(SUV)「Ocean」シリーズを発表した。一部モデルは、競合テスラの「モデルY」よりも走行距離が長いという。
来年の生産を予定している。バッテリー技術で同業のルーシッドとともにテスラに対抗する。
自動車メーカー各社は、今後数年のEV市場拡大を見込み、最先端のEV用電池の開発と生産を競っている。
フィスカーは、中国のバッテリーメーカー、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)の技術を採用。1回の充電で走行距離は、最も高価格のSUV「Ocean Extreme」(6万8999ドル)で約350マイル、「Ocean Ultra」(4万9999ドル)で約340マイル。
一方、テスラのモデルYロング・レンジの航続距離は330マイルで価格は5万8990ドル。
フィスカーのOceanの上位2モデルの電池は、ニッケル系材料を使用。最も手頃な価格「Ocean Sport」(3万7499ドル)は鉄系材料を使用。1回の充電での走行距離は250マイルという。
ロサンゼルス自動車ショーは17日に開幕。前年は新型コロナウイルス危機で中止され、2年ぶりの開催となる。
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