効率が格段にアップする、自分に最適の「勉強法」はこうやって見つける
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<限られた時間の中で効率よく勉強する方法の見つけ方とは? 勉強法に関する本100冊からエッセンスを抜き出した原マサヒコ氏に聞く>
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。
コロナ禍に伴うおうち時間の増加も背景に、学び直しに取り組むビジネスパーソンも増えています。一方で最近のビジネス書の売れ筋を見ると、どのように学べばよいか思い悩んでいる方も多いようです。
このたびご紹介するのは、数々のベストセラー作品を持つ原マサヒコさんの新刊『世界一やさしい超勉強法101』(飛鳥新社)です。勉強法に関する名著100冊を選び、そのエッセンスを1冊ずつ概説しています。
原さんがどういった勉強をしてきたかというエピソードを交えながら、株式会社フライヤーの執行役員、井手琢人がご著書の魅力をうかがいました。
社会人になってから猛勉強
井手琢人(以下、井手): 新刊のタイトルに「超勉強法」とあるからには、原さんは勉強を極められたのですね(笑)。
原マサヒコ(以下原、敬称略): 極めたというか、勉強オタクですね。
私はトヨタ自動車のメカニック(整備士)からキャリアをスタートして、今は東証一部上場企業のアドバイザーを務めるなどしています。着実にキャリアアップできたのは、さまざまな本を読んでめちゃくちゃ勉強してきたからです。
そのうちの100冊を、私なりの視点でまとめたのが本書です。
井手: 高校ですごく勉強してきたというよりは、社会人になってから猛勉強されたということですね。
原: はい。高校時代はあまり学校にも行っておらず、留年するかしないか、ぎりぎりのところでした。当時の私は、勉強は留年しないためにやるものといった感覚で、あまり目的意識を持っていませんでした。
その後、トヨタに入社して車を整備するメカニックという人の命を預かる仕事と向き合うには、しっかりと勉強することが不可欠でした。その後に転じたIT業界もわからないことだらけで勉強することの連続でした。
学習の必要量が増える中、無駄なく最短で効率的に成果を出すために、勉強の方法を勉強する必要性に迫られました。
当初は、「〇〇勉強法」といった類の書籍をひたすら読み漁っていました。そのうちに「この本はいいな」とか「この勉強法は合わない」といった感覚が身についていきましたね。
『世界一やさしい超勉強法101』
著者:原マサヒコ
イラスト:ナカニシヒカル
出版社:飛鳥新社
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勉強法を体系化
井手: なるほど、そんな原さんの勉強法の知識を1冊にまとめたのが本書。ものすごく読みやすいですね。
原: ありがとうございます。本書は勉強法を体系立てようと考え、次のような5つの章立てとしました。