最新記事

勉強法

効率が格段にアップする、自分に最適の「勉強法」はこうやって見つける

2021年10月22日(金)08時35分
flier編集部
勉強する犬

igorr1-iStock

<限られた時間の中で効率よく勉強する方法の見つけ方とは? 勉強法に関する本100冊からエッセンスを抜き出した原マサヒコ氏に聞く>

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

コロナ禍に伴うおうち時間の増加も背景に、学び直しに取り組むビジネスパーソンも増えています。一方で最近のビジネス書の売れ筋を見ると、どのように学べばよいか思い悩んでいる方も多いようです。

このたびご紹介するのは、数々のベストセラー作品を持つ原マサヒコさんの新刊『世界一やさしい超勉強法101』(飛鳥新社)です。勉強法に関する名著100冊を選び、そのエッセンスを1冊ずつ概説しています。

原さんがどういった勉強をしてきたかというエピソードを交えながら、株式会社フライヤーの執行役員、井手琢人がご著書の魅力をうかがいました。

社会人になってから猛勉強

井手琢人(以下、井手): 新刊のタイトルに「超勉強法」とあるからには、原さんは勉強を極められたのですね(笑)。

原マサヒコ(以下原、敬称略): 極めたというか、勉強オタクですね。

私はトヨタ自動車のメカニック(整備士)からキャリアをスタートして、今は東証一部上場企業のアドバイザーを務めるなどしています。着実にキャリアアップできたのは、さまざまな本を読んでめちゃくちゃ勉強してきたからです。

そのうちの100冊を、私なりの視点でまとめたのが本書です。

井手: 高校ですごく勉強してきたというよりは、社会人になってから猛勉強されたということですね。

原: はい。高校時代はあまり学校にも行っておらず、留年するかしないか、ぎりぎりのところでした。当時の私は、勉強は留年しないためにやるものといった感覚で、あまり目的意識を持っていませんでした。

その後、トヨタに入社して車を整備するメカニックという人の命を預かる仕事と向き合うには、しっかりと勉強することが不可欠でした。その後に転じたIT業界もわからないことだらけで勉強することの連続でした。

学習の必要量が増える中、無駄なく最短で効率的に成果を出すために、勉強の方法を勉強する必要性に迫られました。

当初は、「〇〇勉強法」といった類の書籍をひたすら読み漁っていました。そのうちに「この本はいいな」とか「この勉強法は合わない」といった感覚が身についていきましたね。

211020fl_hriv04.jpg

『世界一やさしい超勉強法101』
著者:原マサヒコ
イラスト:ナカニシヒカル
出版社:飛鳥新社
flierで要約を読む

勉強法を体系化

井手: なるほど、そんな原さんの勉強法の知識を1冊にまとめたのが本書。ものすごく読みやすいですね。

原: ありがとうございます。本書は勉強法を体系立てようと考え、次のような5つの章立てとしました。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

米中国防相会談、米の責任で実現せず 台湾政策が要因

ワールド

ロシア新型ミサイル攻撃、「重大な激化」 世界は対応

ビジネス

米国株式市場=上昇、ダウ・S&P1週間ぶり高値 エ

ビジネス

NY外為市場=ドル1年超ぶり高値、ビットコイン10
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    若者を追い込む少子化社会、日本・韓国で強まる閉塞感
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中