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SNSフェイスブック、米投資家が情報交換する人気グループを強制削除
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米フェイスブックは、米投資家の情報交換の場として人気のグループ「ロビンフッド・ストック・トレーダーズ」を削除した。写真は、フェイスブックのロゴ。2020年1月6日に撮影。(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
米フェイスブックは、米投資家の情報交換の場として人気のグループ「ロビンフッド・ストック・トレーダーズ」を削除した。グループの管理者は、ゲームストップなどの株価急騰につながったSNS(交流サイト)上の情報交換への対抗策だとの見方を示した。
米国ではこのところ、「レディット」といったSNS上でつながった個人投資家が株取引アプリのロビンフッドなどを使って特定の株を一斉に買い、業績不振による株安を見越して空売りを仕掛けていたヘッジファンドを締め上げる動きが強まっていた。これが米ゲームストップや米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディング、カナダのソフト会社ブラックベリーの株価急騰につながっていた。
ロビンフッド・ストック・トレーダーズを立ち上げた23歳のアレン・トラン氏は、27日にフェイスブックから15万7000人のメンバーを抱える同グループを停止したと通知を受けたと明かした。ロイターが確認した通知には、「性的搾取」に関するポリシーに違反したとの説明があったが、詳細はなかった。
トラン氏は「レディットのようなフリープラットフォームではなくフェイスブックのグループだったので最初に排除された」と述べた。レディットのチャットルーム「WallStreetBets」では、他に先行して、最近の個人投資家の取引過熱につながった情報が交わされた。トラン氏は、自身のグループの一部メンバーは最近の株取引で何万ドルも稼いだと明らかにした。
フェイスブックは削除を認めたが、それ以上のコメントはなかった。
トラン氏は機関投資家は個人投資家を引き離そうとしていると指摘。「主要な機関は個人投資家の成功に不満を抱いており、標的にできるグループはどれでも標的にするつもりだ」とした。
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