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ウーバー、韓国SKテレコムと共同事業 1.5億ドル超出資し配車サービスシェア拡大目指す

2020年10月16日(金)11時33分

米配車大手ウーバー・テクノロジーズは16日、韓国のSKテレコムとの共同事業および提携に向け、1億5000万ドル超出資すると発表した。写真は、米カリフォルニア州サンディエゴのサンディエゴ州立大学のキャンパス内にあるウーバーの標識。2020年5月13日に撮影。(2020年 ロイター/Mike Blake)

米配車大手ウーバー・テクノロジーズは16日、韓国のSKテレコム<017670.KS>との共同事業および提携に向け、1億5000万ドル超出資すると発表した。

韓国の配車サービス市場は、国内のゲーム開発会社カカオゲームズ<035720.KS>傘下部門がほぼ独占しており、ウーバーは現在、高級車配車サービスと登録制配車サービスを提供している。

SKテレコムは、衛星ナビゲーションやタクシー配車サービスなどを含むモビリティサービス部門を分離し、新会社Tマップ・モビリティを立ち上げ、ウーバーは5000万ドル直接投資するほか、共同事業へ1億ドル出資する。

共同事業は、規制当局の承認を経て2021年上期に事業を開始する計画。共同事業では、Tマップ・モビリティの運転手ネットワークおよびマッピング技術を、ウーバーの配車技術や世界的な事業展開における専門性を統合する。

共同事業への出資比率は、ウーバーが51%、SKテレコムが49%。

SKテレコムは、現在約1兆ウォン(8億7330万ドル)のTマップ・モビリティの価値が2025年までに4兆5000億ウォンに拡大すると見込む。11月26日の株主総会で採決する予定。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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