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感染症対策劇場のイベント再開に向けAIで飛沫シミュレーション 定員半分では採算厳しく
西村康稔経済再生相(写真)は12日午後の会見で、8月を予定している劇場などでのイベント再開に向けて、人工知能(AI)を活用した飛沫のシミュレーションも使って業界や流体工学の専門家などと検討を行う方針を強調した。写真は2019年9月、東京の首相官邸で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
西村康稔経済再生相は12日午後の会見で、8月を予定している劇場などでのイベント再開に向けて、人工知能(AI)を活用した飛沫のシミュレーションも使って業界や流体工学の専門家などと検討を行う方針を強調した。政府としては定員の半分の人数での再開を検討していたが、採算面で厳しいとの声が多く、関連業界とともに工夫する構えだ。
来週15─16日に予定されている日銀金融政策決定会合に出席するかどうかは、現時点では未定という。西村再生相は、日銀とは新型コロナウイルスに対応する危機感を共有していると述べた。
(竹本能文)
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