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航空機エミレーツ航空、新型コロナによる需要減で3万人削減を計画 従業員の30%
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UEAのエミレーツ航空は、新型コロナウイルス感染が拡大する中、従業員の約30%に相当する3万人程度の人員削減を計画している。ブルームバーグが17日報じた。写真はドバイで2018年12月撮影(2020年 ロイター/Hamad I Mohammed)
アラブ首長国連邦(UEA)のエミレーツ航空は、新型コロナウイルス感染が拡大する中、従業員の約30%に相当する3万人程度の人員削減を計画している。ブルームバーグが17日報じた。3月末時点で同グループの従業員は10万5000人強。
報道は事情に詳しい関係者の話として、エミレーツはまた欧州航空機大手エアバスの大型機A380の退役計画の加速を検討していると伝えた。
取材に対し、エミレーツ報道担当は「わが社の余剰人員」については正式発表していないが、「事業見通しに対するコストと資源について再検討している」と回答した。
エミレーツは今月初め、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を切り抜けるために借り入れを行い、より厳しい措置を講じる必要があるかもしれないとの見解を示していた。
同社は旅客需要の回復が少なくとも1年半先になるとの見通しを示している。
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