米中通商交渉、月内の合意署名を視野 閣僚級協議で進展
ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)はFOXビジネス・ネットワークに対し、第1段階の通商合意に向けた交渉は順調に進捗しているとしながらも、中国の構造的な問題に対応するためには第3段階まで必要になるとの考えを示した。
カドロー委員長によると、農産物や金融サービス、為替の分野での合意はほぼ完了したものの、知的財産権侵害を巡る問題での合意がまだ残されているという。さらに、技術移転を巡る問題は「第2段階」の合意に先送りされる公算が大きいと述べた。
合意には中国による米農産物の購入および農産物に対する市場開放に向けた一段の措置が含まれているほか、金融サービスに関しては、保険、証券、投資銀行、商業銀行などの米企業による中国内の全額出資が認められる見込みとした。
中国の司法省もこの日、ウェブサイトで、外国投資を促進する一環として、外資系企業による国内外での株式および債券発行を通じた資金調達や制限のない利益の本国送還を来年1月1日から認可する方針を示した。
*内容を追加しました。
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