利上げ開始時期をめぐっては、FRB幹部の中でも意見が分かれていることがこれまで表面化している。とりわけぜい弱な世界経済による米景気下押しを懸念していたブレイナード理事はこの日、「米経済見通しをめぐり一部で勇気付けられる兆候も出ている。労働市場の改善は非常に安定した」と述べ、従来より楽観的な見方を示した。
ただイエレン、ブレイナード両氏ともにFRBはまだ決定していないと強調、米経済に関するFRBの想定がデータによって裏付けられる必要があるとの認識を示した。
[ワシントン 4日 ロイター]
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