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ネットツイッターが始める新卒採用の条件は?
大量採用を続けるツイッターが、ヘッドハントした幹部社員の下で働く新卒にも求人の網を広げ始めた
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求人予告 大卒採用を始めるよ、というツイッター社のつぶやき(7月24日)
ツイッター社は自らの成長スピードに追いつけないでいるようだ。アクセス急増によるサーバーダウンや処理速度低下の問題だけではない。人材不足も深刻なようで、ここへきて大量に人を雇い始めている。今年2月の時点では従業員数は140人だと共同創業者ビズ・ストーンは言っていた。今は、少なくとも240人はいる。そしてこうしている間にも増え続けている!
だとすれば、ツイッターが大学生に求人の網を広げ始めたのも驚くにあたらない。大学新卒向け募集要項はまだ発表されてはいないものの、7月24日にツイッター社自身がこうつぶやいている。「大卒の採用を始めます。このプログラムにつけるツイッターっぽい(Twitter-y)名前を募集します」
採用基準などの詳細はまだわからないが、勝手に想像してみるのは自由。ツイッターの採用状況を執拗にウォッチしてきた私のこの数カ月の知見に基づけば、同社には新卒者レベルの仕事はまだ存在しない可能性がある。
今までは幹部だけでも回ったが
最近、激しいヘッドハント攻勢で求めてきた人材もほとんどは経験者か専門家レベル。数週間前に獲得したグーグル出身のケイティー・ジャコブズ・スタントンは、オバマ政権を経て国務省に勤務していたエリート人材。7月26日の月曜からツイッターで働き始めたスン・フ・キムは、携帯向けOS(基本ソフト)アンドロイドの担当として先週の金曜までグーグルに出社していた男だ。
だが、ツイッターは新卒レベルのポジションも作らなければ回らないほど大きくなった。それも必要なのは単なるプログラマーだけではない。マーケティングや人事の手となり足となるスタッフも必要だ。
若者たちの採用によってツイッターは、長期的で持続的な成長へ向けての発射台に立つことになる。会社とともに成長し出世していく社員たちとの歩みが始まるからだ。
そうとなれば、早く始めるに越したことはない。少なくとも、今年9月に新たに4年生になる学生の採用には間に合うように。