- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 共和党議員銃撃、「左派」支持者の凶行に衝撃
共和党議員銃撃、「左派」支持者の凶行に衝撃
考えてみれば、昨年2016年を通じてサンダース派というのは決して「お行儀が良い」とは言えないムードを漂わせており、一部には暴力を匂わせる雰囲気もあったのと、ホッジキンソンの場合は年代的にベトナム反戦運動が過激化した時代の記憶を残していた可能性もあります。
それにしても、66歳というのはアメリカ人が楽しみにしている「ソーシャル・セキュリティ」つまり公的年金の標準支給開始年齢です。そこまでたどり着いた人間が、そこで悲観するというのは、何か特殊な事情があるのかもしれません。
もしかしたら「家屋評価士」という仕事が正社員の専門職ではなく、契約ベースの自営業であって、毎年の確定申告を過小にやっていたために公的年金への積立が十分でなかったなど、66歳時点で「老後への悲観」をしたのかもしれません。
いずれにしても、衝撃的な事件です。渦中のバーニー・サンダース議員は、直後に上院で演説して遺憾の意を表明しています。下院民主党のペロシ院内総務も同様です。一方で、トランプ大統領もすぐにテレビ演説を行いました。
【参考記事】放言止まらないトランプが歩む自滅への道
事件を受けて、2011年に同じように銃撃されて奇跡的に一命を取り留めたガブリエレ・ギフォード元下院議員は、彼女の手がけている銃規制運動の一環として、銃規制のメッセージを発信しています。ですが、今回の事件は「銃容認派の共和党が被害者」で「銃規制派の民主党支持者が加害者」という構図に「はまって」しまっており、銃規制推進の文脈にはつながりそうもありません。
まだ直後の時点ですから、今後この事件がどう展開していくか分かりませんが、とりあえず民主党の側では、「トランプ弾劾へ」という追及の勢いは当分の間「しぼみ」そうな情勢です。反対に共和党や大統領の周辺からは、「被害者の正義」という立ち位置を得たようなニュアンスが感じられます。
一方で、そうした微妙な空気に抗するかのように、ムラ―特別検察官の周囲からは「大統領も捜査対象」だというリークが出ているようで、トランプ政権の周囲では難しい駆け引きが続いているのも事実です。
ニューヨーク市長をめぐる裏切りのドラマがリアルタイムで進行中 2025.02.19
トランプの政策に日本の現状を重ねて共感するのは、とんだお門違い 2025.02.12
石破首相は日米首脳会談でガザ難民受け入れ問題をスルーするべき 2025.02.06
「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由 2025.01.29
驚きの大統領就任演説、インフレ退治を約束したトランプ 2025.01.22
ロス山火事で崩壊の危機、どうなるアメリカの火災保険 2025.01.15
日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で勝負すればいい 2025.01.08
-
「セールス」外資ならではの働きやすさ/ホテル業界向けの業務管理システム提供/リモート可/2018年日本支社設立/32カ国・地域に7 000名以上のグローバルカンパニー
Shiji Japan株式会社
- 東京都
- 年収700万円~1,100万円
- 正社員
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
電子決済カスタマーサポート/外資系企業だからこそ/続けたくなる仕事
TDCXJapan株式会社
- 東京都
- 月給26万5,000円~
- 正社員
-
貿易事務/流通関連 駅チカ/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員