プレスリリース

西多摩地域8市町村の特別養護老人ホームが共同運営する全国初のWEBサイト「西多摩特養ガイド」が戦略的に大幅改善し2025年問題に挑む!

2025年02月19日(水)10時30分
西多摩特養ガイド運営事務局は、2025年問題に合わせ、東京・西多摩地域の特養施設をスマホやパソコンで探して選んで申し込めるWEBサイト「西多摩特養ガイド」の大幅な改善を行いました。

西多摩特養ガイド: https://www.nishitama.jp/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/426301/LL_img_426301_1.png
西多摩特養ガイドWEBサイト

「西多摩特養ガイド」は、2017年に、「探せる、選べる、申し込める」をテーマに、東京都西部の西多摩地域8市町村(あきる野市、青梅市、羽村市、福生市、瑞穂町、奥多摩町、日の出町、檜原村)の特別養護老人ホーム54施設が協力して立ち上げました。
その後、増減はありつつ60施設弱が参加して、8年間、順調に運営を続けてきました。本来ならライバル同士となる、同じ地域で事業を営む社会福祉法人が、来たる超高齢化社会を「自分ごとの問題」として危機感を共有し、運営費を出し合って主体的にWEBサイトを構築・共同運営する全国唯一の取り組みです。また、スタート後も、WEBサイトそのものや、運用手順、入居者受け入れの改善点を話し合い、アップデートを重ねる理想的な運営を果たしています。


【先進的な特別養護老人ホーム選びを実現】
西多摩特養ガイド誕生からの8年間は、本年2025年から、ますます顕著となった超高齢化社会に向けた準備期間でもありました。現在、西多摩特養ガイドが予期した通り、スマホはさらに普及し、多くの団塊世代も使いこなす時代になりました。いまだ、特別養護老人ホームに入居するには、自治体等に相談し、順番待ちをするイメージが強いですが、実際は、直接、利用者や関係者が入居施設を探して、自由に申し込むこともできます。全国や海外から受け入れている施設も多数あります。利用者側に強いメリットがあるはずですが、「直接選べることが周知されていないこと」「自治体により混雑度と入居調整手順にばらつきがあること」「そもそも施設探しに役立つ情報が少ないこと」がネックになっています。
利用者や関係者が、手元のスマホやPCで、好きな時に、入りたい地域の特別養護老人ホームを見比べ、その場で自分の条件や環境、好みにあった施設に申し込みを果たせる仕組みを、特別養護老人ホームの集合体が自ら実現した西多摩特養ガイドの役割は、先進的であり、高齢者福祉の新しいあり方になると確信しています。

~「空くまで並んで待つ」から「早く入れる施設を探す」へ。全国共通の課題解決のモデルケースに~
特別養護老人ホーム単体でなく、地域の施設が団結し、施設検索の利便性を高めることで、利用者と質の高いマッチングが果たせます。西多摩特養ガイドは、行政が推進する福祉の地域連携を実行できている貴重な団体として、利用者側、自治体、特別養護老人ホーム「三方よし」のモデルケースをめざします。そのためにも「自治体に相談して順番待ちが当たり前」という既成概念のギャップをのりこえ、どなたにも「特別養護老人ホームを直接選ぶこと」を選択肢に加えていただくため、さらなる情報発信に注力します。


■西多摩特養ガイド パワーアップの取り組み
このたび、西多摩特養ガイドは、2025年問題に合わせ、参加施設の発信・PR力向上と紹介者(紹介者=利用者を紹介する事業者/自治体・介護事業所、医療施設のソーシャルワーカー、成年後見制度などを扱う士業)の皆様が、より業務に組み込みやすくするため、大幅な改善を行いました。
おかげさまで、現在は年間2,000件の申込数ベースで推移し、施設の受け入れ態勢も日々、向上しています。西多摩特養ガイドは、東京都の高齢者福祉にいっそう貢献してまいります。

~西多摩特養ガイドの強化を参加施設側と紹介者側の両面で実施いたしました~

【西多摩特養ガイド参加施設向けの取り組み】
(1) 入居問い合わせに対し、自施設が受け入れ不能でも、西多摩特養ガイドを紹介し、西多摩地域で入居先を決めていただく取り組みを実施。
(2) 施設のWEBサイトやパンフレットなどで、西多摩特養ガイドの誘導を促す。
(3) 参加施設専用ページを新設し、施設記事について情報発信方法のノウハウやコツを共有。
(4) 参加施設専用ページで、西多摩特養ガイドのPR資料やマニュアルダウンロードコーナーを設置。
(5) 紹介するためのメール文章のひながたなどを共有し、全員でPRのレベルを向上する。
(6) 空き状況の男女別表示や入居申し込み状況の対応報告システムなど、定期的なミーテイングを通して、サイトの改善を継続

【西多摩特養ガイド紹介者向けの取り組み】
(1) 具体的な紹介方法や西多摩地域の特性の説明、よくある質問を掲載した紹介者専用ページを用意
(2) 紹介者の施設見学を積極的に受け入れ
(3) 紹介に使用する西多摩特養ガイドの紙パンフレットを100部ずつ配布
(4) 紹介者専用の問い合わせフォームを新設
(5) 西多摩特養ガイドの紹介を、業務に組み込んでいただくための稟議資料を用意
(6) パソコンが苦手な利用者向けに対応する紙での申し込み方法についてアナウンス強化
(7) 東京都23区老人福祉指導主事会、都議会議員、市区町村議員と意見交換を継続

[紹介者専用ページ] https://www.nishitama.jp/expert/

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/426301/LL_img_426301_2.png
西多摩特養ガイド活用のススメ

■西多摩特養ガイド評価について
~全国老人福祉施設研究会議 実践研究発表 特養(経営)分科会で最優秀賞を受賞(2018年)~

今日まで、テレビ、新聞、業界紙、WEBメディア等から多数の取材や反響をいただくほか、不定期で東京都23区老人福祉指導主事会、都議会議員、市区町村議員との意見交換を行い、なかには直接取材にいらした議員の方もおられ、支持と評価を得ることができました。

2018年10月31日に行われた老人福祉施設の全国大会ともいえる平成30年度全国老人福祉施設研究会議において、実践研究発表をしたところ、高評価を得て、最優秀賞を受賞しました。
※8年の活動の結果、23区などの自治体で、実際に西多摩特養ガイドの紹介を業務内に組み込み、公的な資料に掲載して、住民に周知するなど積極的に活用いただいているケースも増えています。


■西多摩特養ガイドについて
URL: https://www.nishitama.jp

1. 誕生の背景
<都心部との不均衡を改善>
昨今、高齢者社会が急速に進行し、特に人口が多い都心部では特別養護老人ホームのベッドが空かず、入所待機期間の長期化が問題になっています。
ところが都心から60分ほどで移動できる同じ東京都の西多摩地域では、施設整備が進んでおり、待機期間が減っている状況でした。そこで、この不均衡改善の一助になればと考え、「西多摩特養ガイド」を開設しました。もともと、特別養護老人ホームは居住地に関わらず選べます。充実した特別養護老人ホーム検索のWEBサイトがあれば、例えば、海外・島しょなど遠方からの利用者も施設の概要が正しくつかめ、手続きを進めることができるのです。そのためには、特別養護老人ホーム、自らが責任を持って鮮度のよい情報発信をし、それを見比べていただくことが重要だと考えました。

<なぜ、西多摩地域の特別養護老人ホームは選ばれなかったのか>
特別養護老人ホームに入れないとお困りの方が多いのに、なぜ今まで、同じ東京都の西多摩地域の施設が選ばれなかったのか、その理由について私たちは以下の5点を推測しました。
(1) 西多摩地域になじみがなく、イメージがわかない人が多い
(2) 西多摩地域に特別養護老人ホームが多いことが知られていない
(3) 西多摩地域の特別養護老人ホームは23区内より比較的ゆとりがあることが知られていない
(4) 西多摩地域にどんな特別養護老人ホームがあるのかまとまった情報源がなく、比較検討できない
(5) 西多摩地域の特別養護老人ホームのPRが足りない

上記の通り、いわば盲点となっていたのではないかと考えました。そこで利用者の視点に立って、便利なサイトやツール、仕組みを作ろうと「西多摩特養ガイド」を企画しました。


■5つの工夫
1. ツボを押さえた施設情報と比較しやすいレイアウト・検索機能で好みの施設をすばやく探せます。
2. パソコンはもちろん、スマホやタブレットでも見やすく、家族会議に役立ちます。
3. 一括申込フォームや施設担当者直行問い合わせフォーム、共通申込書で、話がスムーズに進みます。
4. それぞれの施設が自ら更新し、リアルタイムの「男女別空床情報」「最新情報」がわかります。
5. 「西多摩お出かけガイド」で西多摩になじみがない方でも地域の魅力がよくわかり、ご面会も楽しくなる西多摩地域の立ち寄りスポットを紹介します。


■西多摩の特養施設を利用する6つのメリット
● 入居しやすい
用地に恵まれた西多摩地域は特別養護老人ホームの数が多く、都心よりゆとりがあります。 西多摩地域の施設には長い順番待ちのイメージがありません。計画的に入居できます。

● 都内に近い
西多摩地域は都心通勤のベッドタウン。車でも電車でも、まっすぐ大体60分で到着できます。暮らしの街としての機能も充実し、地方とはまた違った、ほどよい距離感が自慢です。

● 自然いっぱい
休日ともなれば心休まる自然美を求めて、多くの人が都心から訪れる東京のオアシス・西多摩地域。山並み、鳥のさえずり、新緑、花巡り、渓谷美、紅葉。どこか懐かしい風景がすぐそばに。

● 経験豊富です
西多摩地域の特別養護老人ホームは老舗が多く、長年地域に根差して頑張ってきた実直な施設が揃っています。人の出入りも都心ほどせわしくなく、経験豊富なスタッフが心をこめてお世話をしています。

● 医療施設充実
西多摩地域は特別養護老人ホームも多いのですが、高齢者対応の医療施設も多いのです。相互のお付き合いも長く、何かあればすぐ連携できる体制が整っていますから、持病がある方も安心です。

● 楽しいお出かけ
東京近郊から多くの観光客が訪れる自然豊かなエリアですから、お出かけ場所には事欠きません。各施設が工夫して御入居者様をあちこちお連れしています。小旅行気分が味わえ、楽しく過ごせます!スマホやタブレットでも見やすく、家族会議に役立ちます。


■利用イメージ ~探す・選ぶ・申し込むをワンストップで
(1) 紹介者の自治体担当部門、居宅介護支援事業所や病院、福祉事務所、成年後見人、本人、利用者の家族等に、あらかじめブックマークいただく。
(2) 急いで入居先を探す場合は「すぐ」「1ヶ月程度」に入れる施設から探していただく。
じっくり探す場合は、利用者本人の趣味や嗜好に合った施設を検索して絞込み、1つ1つの施設記事を読んで、比較検討する。
(3) 候補が決まったら、WEBサイトの申込フォームから一括で申し込みを行うか、ダウンロードした申込書に必要事項を記入して郵送で申し込む。問い合わせや資料請求は各施設ページより個別に行う。


■西多摩地域の特養施設の想いをひとつに
西多摩地域は、都心へのアクセスに便利な立地ながら、まるで旅に出たような四季折々の自然美が身近で、ゆったりとした温かい介護環境を提供できる贅沢なエリアです。
東京都民と一口に言っても、西多摩エリアを全く知らない方、遊びに来たことがある方、親戚や実家がある方、通勤・通学をされた方、地元の方など、それぞれがさまざまなイメージをお持ちだと思います。
東京都民の中には、地方から上京されて、そのまま定着された方もたくさんいらっしゃると思いますが、澄んだ空気に山並み、清流が自慢の西多摩地域は、どこか故郷を思い出す、懐かしい、心癒されるエリアではないでしょうか。私たちは老後の限られた時間を過ごすのに、とても適した場所だと胸を張っています。特別養護老人ホームも老舗が多く、サービスの品質に自信があります。その魅力やポイントを、西多摩地域の特別養護老人ホームが団結したこの取り組みでしっかり伝え、多くの方に利用を検討していただきたいと願っています。


■最後に
この取り組みは西多摩地域の特別養護老人ホームが協力して運営する非営利事業です。
利用者様やご家族様のお気持ちや使い勝手を、その立場に立って想像しながら、時には議論をして作り上げました。西多摩地域の魅力を伝えるため、自ら山や川に出かけて写真を撮影するなど、特別養護老人ホームが汗をかいて頑張りました。これからもよりよいサイトになるよう磨きをかけて参ります。


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プレスリリース提供元:@Press
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