Picture Power

【写真特集】巨大バルーンが彩る 感謝祭パレードの100年

MACY'S PARADE THROUGH THE AGES

Photographs by Various photographers

2024年11月28日(木)17時11分
感謝祭パレード

1959年 タイムズスクエアを行くマーチングバンド。後方には感謝祭に付き物の七面鳥のバルーンが Bettmann/Getty Images

<100年前に始まったニューヨークの百貨店メイシーズの感謝祭パレードでは、ビルの間を巨大なバルーンが練り歩く。1934年に初登場ミッキーマウス、近年大人気の日本のゲームやマンガのキャラクターなど、その歴史を写真で振り返る>

 アメリカの感謝祭(11月の第4木曜日)と聞いて思い浮かぶものは? 家族や友人とのディナー、七面鳥、各地で催されるアメリカンフットボールの試合があるが、もう1つ忘れてはならないのがニューヨークの百貨店メーシーズのパレードだ。

 フロート(山車)、マーチングバンド、チアリーダーのほか、その時々のトレンドを反映し、目にも鮮やかな巨大バルーンが名物であるパレードは多くの観客を集め、テレビ中継も高視聴率を誇る。

1924年に始まり、今年98回目を迎えるパレードの歴史から、人々の記憶に残る印象的な場面を紹介しよう。

1924年 第1回目パレードに登場したサンタのそりの山車。セントラルパーク動物園のトラやゾウなども参加した Courtesy of Macy's, Inc.

1924年 第1回目パレードに登場したサンタのそりの山車。セントラルパーク動物園のトラやゾウなども参加した Courtesy of Macy's, Inc.


1926年 ハンプティ・ダンプティ(写真中央)はこの年を最初に、たびたび山車やバルーンになった Courtesy of Macy's, Inc.

1926年 ハンプティ・ダンプティ(写真中央)はこの年を最初に、たびたび山車やバルーンになった Courtesy of Macy's, Inc.


1934年 初登場のミッキーマウスのバルーンは、生みの親のウォルト・ディズニーがデザインした Courtesy of Macy's, Inc.

1934年 初登場のミッキーマウスのバルーンは、生みの親のウォルト・ディズニーがデザインした Courtesy of Macy's, Inc.


1940年代 第2次大戦中の1942~44年、ゴムやヘリウムの不足で、パレードは中止された(写真は1940年)Courtesy of Macy's, Inc.

1940年代 第2次大戦中の1942~44年、ゴムやヘリウムの不足で、パレードは中止された(写真は1940年) Courtesy of Macy's, Inc.

<次ページに続く2へ>

 【連載20周年】 Newsweek日本版 写真で世界を伝える「Picture Power」
    2024年12月3日号 掲載

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

豪3月住宅価格は過去最高、4年ぶり利下げ受け=コア

ビジネス

アーム設計のデータセンター用CPU、年末にシェア5

ビジネス

米ブラックロックCEO、保護主義台頭に警鐘 「二極

ワールド

ガザの砂地から救助隊15人の遺体回収、国連がイスラ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 9
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story