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【写真特集】コロナ禍でドライブインシアター人気が再び
DRIVE-IN NATION
Photographs by LAURA MORTON
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』を上映するペンシルベニア州ディルズバーグのハーズ・ドライブイン。ドライブインシアターでの新作上映はまれだったが、コロナ禍では珍しくない
<全米各地のドライブインで、人々は孤独と連帯感の入り交じった体験を共有している>
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のさなか、アメリカの至る所で人々は、社会的距離を取りながら一体感を味わえる場所を求めている。それが実現できるのは、古き良き時代のアメリカにおなじみの場所――ドライブインシアターだ。
持病を抱える私はコロナ禍の当初、社会的距離を過剰に気にしていた。公共の場で唯一安心できたのは、自家用車の中。車内では殻に守られながら、他人と交流できる。
ドライブインシアターはアメリカ文化の核心と密接に結び付く。個人の自由やアウトドア願望、車、ジャンクフード、そしてハリウッドだ。1950年代の4000カ所超からは激減したが、今でも約305のシアターが残る。
パンデミックで屋内型映画館が次々と休館するなか、新たな客層が加わったドライブインもあれば、休業状態から復活を遂げたところもある。全米各地のドライブインで、人々は孤独と連帯感の入り交じった体験を共有している。
―ローラ・モートン