パリ五輪で横行した選手への誹謗中傷とメディアの罪...解決の糸口は「故郷」にあり
五輪憲章は「オリンピック競技大会は(中略)競技者間の競争であり、国家間の競争ではない」と明記している。しかし日本では国別のメダル獲得ランキングを掲載するなど五輪憲章と逆行していると思う報道姿勢もあった。メディア側も「興奮する人」の背中を押していないだろうか。
全国紙での出口選手の金メダル獲得の扱いは「日本代表」選手より小さかった。一方、地元の信濃毎日新聞は「塩尻市出身」として大きく伝えており、考えさせる記事も多い。
「国」の興奮を中和する「故郷」の温かさ。なるほど、地方メディアにはそういう役割もあったのか。
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