今回の東京都知事選を「イロモノ」の祭典にしないために必要なこと
正直、都民としては国政への野心があろうがなかろうが都政をきちんとやってくれればいい。だが小池氏は知事就任1年後の新聞各紙で「小池氏の物事の決め方もブラックボックス」(朝日新聞、17年8月2日)などと書かれた。政策の決定過程や手法は民主主義では重要だ。3選を目指すならチャレンジャーを相手にきっちり論戦し、説明してほしい。
チャレンジャーの1人、蓮舫氏の出馬も興味深い。小池氏が初出馬した16年都知事選では当初、出馬が注目されていたからだ。だが立候補は見送り。背景に同年の民進党代表選への意欲があると言われた。事実、党首になったが1年で辞任。党内からは都議選敗北後、逡巡した末の辞任を「センスがない」と嘆く声が出た(日刊スポーツ、17年7月28日)。
「都議選」とは小池氏率いる都民ファーストの会が大躍進した17年7月の選挙だ。小池氏は知事1年目で絶頂時だった。一方、センスがないと言われた蓮舫氏は7年たって都知事選へ。なんだか因縁を感じるが、政策論戦でしっかり選択肢を示すことで候補者全員には「イロモノ説」の全否定をお願いしたいのです。

アマゾンに飛びます
2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
「トランプが変えた世界」を30年前に描いていた...あのSF映画の先見の明を考える 2025.03.24
韓国「戒厳令・弾劾騒動」に至るまでの歴史を振り返る映画4選 2024.12.30
混乱続く兵庫県知事選、結局SNSが「真実」を映したのか? 2024.12.03
就任のはるか前から「ブレブレ」だった石破首相...今後を占う「野球」エピソードとは? 2024.11.01
朝日新聞の自民党「裏金」報道は優れた「スクープ」なのか? 2024.09.30
パリ五輪で横行した選手への誹謗中傷とメディアの罪...解決の糸口は「故郷」にあり 2024.08.23
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
イベントディレクター「渋谷・大手外資系IT企業のマーケティング・セールスチーム」/経営/ビジネスコンサルティング・シンクタンク
株式会社エムエム総研
- 東京都
- 年収500万円~550万円
- 正社員
-
外資系企業を支える「英文事務」土日祝休/リモートOK/年休120日
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円~50万円
- 正社員
-
未経験OK外資系企業の「労務スタッフ」リモートOK/土日祝休み
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円~45万8,000円
- 正社員