大阪万博、大丈夫?予言されていた「荒井注」化の危機と見えてきたイヤ~な着地点
そもそもリングも会場建設費の上振れの象徴的存在となっている。「世界一高い日傘」という声や無駄遣いとの批判が絶えず、整備費も当初想定から2倍近くに増えている。
その昔『リング』というホラー小説があったが、大阪万博では建設費350億円の「リング」がホラーだ。しかし関係者は何ごともなかったかのように開幕の日を迎え、結果オーライを目指すのだろう。だからこそ「博覧会」を注視するのは大事だ。
昨夏の時点で警鐘を鳴らす専門家もいた。「国民もこのような形の巨大イベントに意味はあるのかと思い始めている。このままでは、何となくやって終わり、誰も責任を取らない。東京五輪のようなことが繰り返されるだけだ」(小笠原博毅・神戸大学教授、東京新聞、7月28日)。
「東京五輪」が亡霊のように浮かぶ。何となくやって、誰も責任を取らない......。やっぱりホラーだ。
2024年12月3日号(11月26日発売)は「老けない食べ方の科学」特集。脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす最新の食事法。[PLUS]和田秀樹医師に聞く最強の食べ方
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
就任のはるか前から「ブレブレ」だった石破首相...今後を占う「野球」エピソードとは? 2024.11.01
朝日新聞の自民党「裏金」報道は優れた「スクープ」なのか? 2024.09.30
パリ五輪で横行した選手への誹謗中傷とメディアの罪...解決の糸口は「故郷」にあり 2024.08.23
検事長の定年延長問題に見る、日本の民主主義が「カミワキ頼み」な現状 2024.07.12
今回の東京都知事選を「イロモノ」の祭典にしないために必要なこと 2024.06.18
つばさの党「選挙妨害」で即座に法改正すべきでない理由 2024.05.17
自民党の裏金問題に踏み込めないのも納得...日本が「森喜朗の国」になった経緯とは 2024.04.06