最新記事
シリーズ日本再発見

子連れでも楽しい、東京で一番の夜景展望台へ!

2016年11月11日(金)16時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

撮影:石島邦彦

<2020年のオリンピック・パラリンピック開催を控え、国内外からますます多くの観光客を集める東京。なんでもある一大観光都市なのは確かだが、実は家族連れにとっては、夜をどう過ごすかが悩ましいという声もある。であれば、夜景はどうだろう? 東京に数ある展望台の中で、夜景をいちばん楽しめるのは......> (上写真:パリだとエッフェル塔をこんな角度から見下ろせる場所はないが、六本木ヒルズ展望台の東京シティビューからは、こんなに間近に東京タワーを拝むことができる)

【シリーズ】家族で楽しむTOKYOナイトスポット

 ミシュラン・レストランが世界一多い東京だが、食事と買い物を除けば、実は観光客が夜に楽しめる場所はそう多くないともいわれる。特に家族連れにとっては。

 夕食を終えたら、おとなしくホテルに戻るしかない......のだろうか。

 そんな時、夜景はどうだろう? 都市圏としては人口3700万人超と世界一(横浜を含む)。摩天楼の広がる東京の夜景は格別だ。その夜景を楽しめる展望台も、無料で開放されている新宿の東京都庁舎(高さ243メートル)から、人工建造物として世界2位の高さを誇る東京スカイツリー(高さ634メートル)、美しさに定評のある東京のシンボル、東京タワー(高さ333メートル)まで、選択肢は数多い。

 どこへ行くべきか迷うかもしれないが、パリのエッフェル塔のように美しい東京タワーの展望台――ではなく、その東京タワーを"間近に見下ろせる"展望台はどうだろう。直線距離にして1.2キロしか離れていない、六本木ヒルズ(高さ238メートル)の展望台「東京シティビュー」だ。

 展望台は52階(高さ218メートル)の屋内展望フロアと、屋上にある「スカイデッキ」の2層構造。大人も子供も、ここから眺める東京タワーの美しさには感動するにちがいない。

【参考記事】切手33万種、郵便ポスト16基の「郵便の殿堂」

japan161110-5.jpg

屋上のスカイデッキから新宿方面を望む。海抜でいえば270メートルで、オープンエアの展望施設としては関東随一の高さ(撮影:石島邦彦)

 東京タワーだけではない。六本木はある意味で東京の中心にあり、新宿の高層ビル群やベイエリア、東京スカイツリーなど、360度、東京のすべてを一望できるロケーションも魅力だ。天気の良い日、日没より前に展望台に上がれれば(時間が許すならばお勧めしたい)、遠くに富士山も見えるし、皇居や新宿御苑、明治神宮など、この大都市に点在する"森"にも息をのむはずだ。

 実際、東京シティビューは、旅行口コミサイトのトリップアドバイザーが2015年3月に発表した「行ってよかった!日本の展望スポット2015」で2位に選ばれている(1位は京都の清水寺。なお、2016年版では4位)。同サイトには「東京で一番の景色」「息をのむ眺望!」「東京観光で行くべき場所」など、日本語でも外国語でも絶賛のコメントが多く並ぶ。

高い天井・暗い照明・黒い絨毯――夜景のための設計

japan161110-3.jpg

屋内展望フロアでフランス人の家族連れを撮影させてもらった。なお、館内の表示は日英2カ国語。パンフレットは日本語、英語、韓国語、中国語簡体字、中国語繁体字の5種類ある(撮影:石島邦彦)

 取材で訪れたのは金曜日の夜だったが、パリから初めて東京を訪れたという3人家族(上写真)に話を聞いてみると、「ここから東京を一望できるし、夜景が本当に素晴らしい」と満足した様子。インターネットで調べて、夜景を見るならここが良さそうだと思ってやって来たという。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

韓国尹大統領に逮捕状発付、現職初 支持者らが裁判所

ワールド

アングル:もう賄賂は払わない、アサド政権崩壊で夢と

ワールド

アングル:政治的権利に目覚めるアフリカの若者、デジ

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさかの密航者」をCAが撮影...追い出すまでの攻防にSNS爆笑
  • 4
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明…
  • 5
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 6
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 7
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 8
    フランス、ドイツ、韓国、イギリス......世界の政治…
  • 9
    本当に残念...『イカゲーム』シーズン2に「出てこな…
  • 10
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 5
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中