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「王室離脱」騒動の只中にメーガン妃の「ダメ父」がまた暴言──意外にも同情を集めている理由
2018年5月には結婚式が予定され、トーマスさんも出席予定だった。「何とか、自分のゴミのようなイメージを変えたい」。そう思っていたところ、あるイギリスのメディア関係者から連絡をもらい、「良い写真を撮りませんか」と誘われた。
これに乗ったトーマスさんは、ネットカフェで結婚式についての情報を読んだり、カフェで雑誌をめくったり、体のサイズを測る様子を撮影してもらった。すべてが相手に指定された設定で、「体のサイズを測る」場面は「結婚式の準備のために、洋服のサイズを測ってもらうトーマスさん」というイメージのはずだった。
ところが、大衆紙に掲載後にこれが「やらせ」であったことが発覚すると、トーマスさんに批判が集中した。あたかも「たまたま、撮影された」ふりをしていたことや、一連の撮影で、トーマスさんが多額の報酬を受け取ったことが反発を買った。「王室に嫁ぐ娘を使って、お金儲けをするなんて」という批判である。
結婚式には出席できず
チャンネル5の番組によると、このスキャンダルが発覚したことで、トーマスさんは王子とメーガン妃から電話をもらい、「だからメディアに話すな、といったでしょう」と厳しく怒られた。「僕の言うとおりにしていたら、こんなことにならなかったのに」とヘンリー王子に言われたトーマスさん。かなり「カチンときた」ようだ。「私が死ななくて、残念でしたね。死んだら、悲しそうな様子を見せられたのにね」。そう言ってトーマスさんは受話器を置いてしまったという。
娘や王室に多大な迷惑をかけてしまったことで、トーマスさんはパニック状態となった。心臓に負担がかかり、結婚式の直前、緊急入院してしまう。それでもトーマスさんはロンドンに飛ぶつもりだったが、「ドクターストップがかかった」。
トーマスさんは病院からメーガン妃に電話した。「メーガンは泣いていた」。
結婚式の様子を、トーマスさんは保養施設に置かれたテレビで見た。自宅前にはメディアが張り付いていたので、帰るに帰れなかったのである。
「緊急入院?これもやらせじゃないの?」。この時、イギリスでは「トーマスさん=ダメな父親」説が圧倒的となった。
この後、トーマスさんはあっと驚く行動に出る。
テレビ出演、大衆紙の取材も受ける
出席できなかった結婚式から1カ月後、トーマスさんはイギリスの民放の朝の情報番組「グッドモーニング・ブリテン」に出演し、ヘンリー王子の政治的発言(トランプ米大統領を支持しないなど)を紹介するとともに、式に出席できなかったことで自分が「歴史の些細な一コマ」になってしまったことを残念そうに語った。ちなみにだが、イギリスの王族は政治的姿勢を公にすることは許されていない。
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