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日本よ!「反韓・嫌韓」は時間の無駄だ
アイルランドの輸出先は米国25%、英国12%、ベルギー9.7%、ドイツ9%。輸入元は英国25%、米国21%、ドイツ10%、フランス8.9%。アイルランドと英国の経済はまさに一衣帯水の関係にある。ブレグジットで英国が沈めば、アイルランドも同時に沈むのだ。
だからそこに問題を解決する糸口がある。
一方、韓国の輸出先は中国25%、米国12%、ベトナム8%、香港5.8%、日本4.5%。輸入元は中国21%、日本11%、米国10%、ドイツ4.2%。
しかも韓国と日本は電化製品、自動車、インフラ輸出で激しい競争を繰り広げている。国防や情報でも北朝鮮の脅威にさらされてきた韓国は、憲法9条に縛られる日本を頼りにしていない。だから韓国の物言いに遠慮がなくなってきたのだ。
文政権の背後には中国が控えている。日本はまず中国や北朝鮮の圧力に負けないよう防衛力と日米同盟の強化を図る必要がある。そのためには憲法改正は避けては通れない。
中国や韓国との技術開発競争に勝ち抜かなければ日本の未来はない。韓国はいずれ中国にのみ込まれるだろう。「反韓・嫌韓」は負け犬の鬱憤晴らしにはなっても、現実問題の解決策にはならない。
「反韓・嫌韓」の怖いところはいったん、その毒に侵されてしまうと、偏狭なナショナリズムのサイクルから永遠に抜け出せなくなることだ。これこそ韓国の思う壺なのだ。
「反韓・嫌韓」をやる暇があったら、日本人はもっと勉強をして研究・開発に全身全霊をささげなければならない。