コラム

投資の初心者こそ、王道たる「長期投資」のすすめ

2020年01月17日(金)12時24分

長期で投資を行う場合には持続性が大事なので、投資する銘柄は超優良企業に絞ったほうがよい。優良企業は高配当なことも多く、配当を再投資に回すことでさらに利回りが上昇する。超優良企業を中心としたポートフォリオであれば、資産全体の動きは日経平均やダウ平均など市場全体に近づくことになり、全世界的な経済成長の恩恵をストレートに享受できるだろう。

投資の初心者を中心に、どの銘柄に投資をしてよいのか分からないという声を聞くことがあるが、長期の株式投資なら難しくはない。誰もが知る有名企業で業績が安定しており、高配当で、成長市場においてビジネスをしているという条件で銘柄を探すと、投資できる企業は極めて少数に限定されるからである。

安倍政権は年金運用の株式シフトを進めており、積立金の半分は既に株式に投じられている。この政策には賛否両論があるが、投資されている銘柄のほとんどは、アップルやソフトバンクグループなど国内外の超優良企業ばかりである。年金の投資対象がそうである以上、私たち個人の投資についても同じような銘柄にするのがよい。

どうしても銘柄の選択が面倒だという人は、日経平均やダウ平均といった指数に連動する上場投資信託(ETF)を購入するという方法もある。

プロフィール

加谷珪一

経済評論家。東北大学工学部卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当する。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は金融、経済、ビジネス、ITなどの分野で執筆活動を行う。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。
『お金持ちの教科書』 『大金持ちの教科書』(いずれもCCCメディアハウス)、『感じる経済学』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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