コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

おごるアメリカ久しからず、頼りになるのは軍事だけ

<日本を守るどころか安全や生活を脅かす在日米軍。「自分だけが正しい」大国アメリカの沈没をどう受け止めるか> 20年前、ハーバード大学ケネディ

2018.03.10
外交官の万華鏡 河東哲夫

トランポノミクスの過熱で再来する、アメリカ「双子の赤字」危機

<国内支持者向けの大型減税を補う国債増発――プラザ合意前後同様のドル危機が世界を揺るがす> 85年9月22日、ジェームズ・ベーカー米財務長官

2018.02.24
外交官の万華鏡 河東哲夫

米ロ新冷戦の荒波で安倍外交は難破寸前

<超党派の米外交論文が上げた東西激突ののろし――プーチン頼みの北方領土問題解決に暗雲漂う> トランプ米大統領は17年12月に発表した国家安全

2018.02.09
外交官の万華鏡 河東哲夫

単刀直入さと英語とはったり、河野外交は官邸主導を変えるか

<日本的誠実さが売りだった岸田前外相と対照的な新路線――自民党総裁選前の「ライバル」躍進に安倍首相の胸中は> この5年の日本外交で、安倍晋三

2018.01.20
外交官の万華鏡 河東哲夫

安倍首相が2018年に北朝鮮を電撃訪問すべき理由

<ニューズウィーク日本版12月26日発売号(2018年1月2日/9日合併号)は、2018年の世界を読み解く「ISSUES 2018」特集。グ

2017.12.26
外交官の万華鏡 河東哲夫

ニッポン製造業のマイナス材料は多いが、悲観一色ではない

<優等生的経営者の企業は軒並みダメ。しかし家電でも携帯電話でも、部品分野では日本の優位が続く> 日本の経済を支えてきたのは、製造業が稼ぐ富だ

2017.12.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

米ロ中に引けを取らないベトナム外交のすごみ

<むやみな対立を避けながら無言のにらみを利かせる、敗戦国日本がならうべき対米戦勝国ベトナムのしたたかさ> 11月5日に初来日したトランプ米大

2017.12.16
外交官の万華鏡 河東哲夫

中ロの裏庭に変化あり 中央アジア「共同体」の現実味

<ロシアや中国の思惑をよそに地域統合に進む中央アジア5カ国。元ウズベキスタン・タジキスタン大使の筆者による驚きの現地最新報告> 11月初旬、

2017.11.18
外交官の万華鏡 河東哲夫

米中の北朝鮮「懲罰」に、能天気な日本はお呼びでない

<経済制裁に舵を切り核接収にも言及した中国。地政学上の大転換の兆しに敗戦国日本はなすすべもない> 日本では能天気な総選挙をやっているが、周囲

2017.10.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

北朝鮮のミサイルが在日米軍基地を襲う日

<金正恩のグアム奇襲に対して米軍が同盟国から報復――そのとき北の振り上げたこぶしは日本に向かうのか> トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム

2017.10.07
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

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