領土は売買できるもの――「トランプ新世」の価値観に対応せよ
日本は明治以来、列強が時代に合わせて打ち出した概念を絶対的なものと崇拝し、その概念の枠内で精緻な議論、時にどちらの解釈が正しいかをめぐってつかみ合いの争いを展開してきたが、今はそれではいけない。世界の枠組み、世界を動かす理念づくりに自ら参画・提案していく必要がある。例えば北方領土を実質的に購入するようなアイデアを提示すれば(それは新しいことではないが)、今のロシアはかなり動揺するだろう。
【関連記事】
アメリカの対中優位は揺るがないのか......「旧友」ジョセフ・ナイ教授との議論
ウクライナ停戦は世界のパラダイムシフトを引き起こすのか

アマゾンに飛びます
2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
領土は売買できるもの――「トランプ新世」の価値観に対応せよ 2025.03.28
アメリカの対中優位は揺るがないのか......「旧友」ジョセフ・ナイ教授との議論 2025.03.15
ウクライナ停戦は世界のパラダイムシフトを引き起こすのか 2025.02.28
日本でも世界でも、公共事業で整備された近代インフラは老朽化でもう限界 2025.02.14
ゼレンスキー主演『国民の僕』あらすじから占う、2025年ウクライナ情勢と停戦後の命運 2025.02.01
駐留米軍は本当に必要なのか? 戦後80年の日米関係を棚卸しせよ 2025.01.14