スポーツよりも面白い? 大阪G20のここが見どころ
トランプは2月に中距離核戦力(INF)全廃条約を破棄する一方、21年に期限を迎える米ロの新戦略兵器削減条約の今後も含めて、中国なども引き入れての多国間交渉を行いたいとの姿勢を示している。
安倍首相にとってG20は、イラン訪問が日本のタンカー攻撃で不首尾に終わった後、7月の参院選に向けて「外交の安倍」を印象付ける好機となる。華やかな全体会議場のテレビ映像は、政治的効果を発揮する。2国間会談も、日中では首脳同士が微笑しながら握手する映像だけで効果十分だ。
日ロ首脳会談でも、国民は北方領土問題の進展を期待していない。国境は未確定と確認だけして交渉継続を宣言すればいい。G20でホルムズ海峡の通航安全確保が議題となっても、日本は既に自衛隊「基地」のあるジブチから、いつでも護衛艦を展開できる体制にある。
だからG20はテロや天災がなければ、安倍首相にとっては楽勝だろう。大谷がまた派手なことをやると、そちらがトップニュースになりそうだが。
<本誌2019年7月2日号掲載>
※7月2日号(6月25日発売)は「残念なリベラルの処方箋」特集。日本でもアメリカでも「リベラル」はなぜ存在感を失うのか? 政権担当能力を示しきれない野党が復活する方法は? リベラル衰退の元凶に迫る。
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>
領土は売買できるもの――「トランプ新世」の価値観に対応せよ 2025.03.28
アメリカの対中優位は揺るがないのか......「旧友」ジョセフ・ナイ教授との議論 2025.03.15
ウクライナ停戦は世界のパラダイムシフトを引き起こすのか 2025.02.28
日本でも世界でも、公共事業で整備された近代インフラは老朽化でもう限界 2025.02.14
ゼレンスキー主演『国民の僕』あらすじから占う、2025年ウクライナ情勢と停戦後の命運 2025.02.01
駐留米軍は本当に必要なのか? 戦後80年の日米関係を棚卸しせよ 2025.01.14
-
リモートワーク実施/土日祝休/残業少/外資系企業のアウトソーシング事業の税務シニアスタッフ
アークアウトソーシング株式会社
- 東京都
- 年収480万円~624万円
- 正社員
-
品川本社/ベンダーファイナンス営業 大手外資系ICTベンダー/業界未経験歓迎・リモートワーク可
NECキャピタルソリューション株式会社
- 東京都
- 年収400万円~630万円
- 正社員
-
東京都港区/外資系企業での一般事務・庶務業務
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 月給22万700円~
- 正社員
-
「東京」外資系投資銀行のチーム秘書/土日祝休/年収350万円〜/コミュ力活かせる
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~30万円
- 正社員