米、メキシコ麻薬カルテルのリーダーに制裁 情報提供に報奨金も

米財務省外国資産管理局(OFAC)は15日、メキシコの麻薬カルテル「ラ・ヌエバ・ファミリア・ミチョアカーナ」のリーダーを含む4人に制裁を科した。写真は米シカゴ・オヘア空港の米税関・国境警備局に置かれたフェンタニルの袋。2017年11月、撮影(2025年 ロイター/Joshua Lott)
Kanishka Singh
[ワシントン 15日 ロイター] - 米財務省外国資産管理局(OFAC)は15日、メキシコの麻薬カルテル「ラ・ヌエバ・ファミリア・ミチョアカーナ」のリーダーを含む4人に制裁を科した。同時に、米国務省はリーダーらの逮捕につながる情報に対し、最大800万ドルの報奨金を出すことを発表した。
同局の声明によると、制裁の対象となった4人は全員兄弟で、米国が「外国テロ組織」に指定する麻薬カルテルに関係するとした。
米政府は、同カルテルが合成麻薬フェンタニルや、メタンフェタミン、ヘロイン、コカインなどの違法薬物を米国に密輸し、収益を洗浄していると述べた。
同カルテルは恐喝、誘拐、殺人にも関与しているという。