夏時間の恒久化、トランプ米大統領が議会に実現呼びかけ

4月11日、トランプ米大統領(写真)は時刻を1年に2回調整するサマータイム(夏時間)の慣行を廃止し、通年化するよう議会に求めた。写真は10日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
David Shepardson
[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ米大統領は11日、時刻を1年に2回調整するサマータイム(夏時間)の慣行を廃止し、通年化するよう議会に求めた。
米上院商業委員会は前日、この問題を巡って3年超ぶりに公聴会を開催している。
トランプ大統領は「上下院は日照時間を増やすよう取り組みを強めるべきだ」と述べた。
上院は2022年3月に夏時間の通年化を全会一致で可決した後、下院で審議が行き詰まった。トランプ大統領は3月、夏時間の慣行廃止については合意ができておらず、実現の可能性は低いと語っていた。
夏時間の通年化は第二次世界大戦中に導入されたほか、1973年の石油危機の際にも省エネルギー化のために採用されたものの不評で1年後に廃止された。