米軍高官の「粛清」続く、NATO軍事委代表の女性海軍中将も解任

4月7日、トランプ米政権による軍高官の粛清が続いている。写真はNATO軍事委員会の米軍代表を務めるショシャナ・チャットフィールド海軍中将。米海軍提供(2025年 ロイター)
Phil Stewart Idrees Ali Lili Bayer
[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米政権による軍高官の粛清が続いている。3人の関係筋が7日にロイターに明らかにしたところによると、北大西洋条約機構(NATO)軍事委員会の米軍代表を務めるショシャナ・チャットフィールド海軍中将も解任された。
国防総省は今のところこの情報を確認していないが、関係筋はチャットフィールド氏の解任が同盟国に通知されたと明らかにした。
同氏は数少ない女性の海軍三つ星将校の1人で、女性初となる海軍大学校のトップを2023年まで務めた。
解任理由は不明だが、ある関係筋は国防総省による「多様性、公平性、包摂性(DEI)」イニシアチブの抑制に関連している可能性があると語った。
最近では、サイバー軍司令官を兼任する国家安全保障局(NSA)のティモシー・ホーク局長らもトランプ大統領によって解任された。