有罪判決のルペン氏、平和的な抵抗表明 「キング牧師を手本に」

4月6日、公金不正流用で有罪判決を受け、被選挙権を5年間停止されたフランスの極右指導者マリーヌ・ルペン氏(写真)は、数千人が集まったパリでの支持集会で、平和的に抵抗すると述べた。写真はフランスのパリで撮影(2025 ロイター/Gonzalo Fuentes)
Gabriel Stargardter Yann Tessier
[パリ 6日 ロイター] - 公金不正流用で有罪判決を受け、被選挙権を5年間停止されたフランスの極右指導者マリーヌ・ルペン氏は6日、数千人が集まったパリでの支持集会で、平和的に抵抗すると述べた。
パリの裁判所は、ルペン氏と極右政党、国民連合(RN)幹部24人を欧州連合(EU)からの公金不正流用で有罪とし、ルペン氏の被選挙権を5年間停止した。ルペン氏は控訴審で勝訴しない限り2027年の次期大統領選に出馬できなくなる。
同氏は、イタリアのマッテオ・サルヴィーニ氏率いる極右政党「同盟」がフィレンツェで開いた集会にビデオで出席し、「われわれの戦いは平和的・民主的な戦いとなる。米公民権を擁護したマーティン・ルーサー・キング牧師を手本とする」と述べた。
ルペン氏の支持者らは6日午後、パリ中心部で平和的な抗議活動を展開。フランス国旗を掲げ「われわれは勝つ」と連呼した。
6日の抗議参加者について警察の推定は発表されていないが、主催側は約1万5000人としている。