EU通商担当委員「米と協調必要」、関税巡り米商務長官らと会談

欧州連合(EU)のシェフチョビッチ委員(通商担当)は14日、EUは米国との関税措置を巡る公正な合意を目指しており、これには双方の「多大な共同努力」が必要との認識を示した。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Johanna Geron)
[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)のシェフチョビッチ委員(通商担当)は14日、EUは米国との関税措置を巡る公正な合意を目指しており、これには双方の「多大な共同努力」が必要との認識を示した。
シェフチョビッチ氏はワシントンでラトニック米商務長官とグリア米通商代表部(USTR)代表と会談。その後、Xへの投稿で「米政権は一部関税の90日間停止措置を不当な関税に対する相互解決の機会と捉えている」と述べた。
また、EUは「建設的な姿勢を維持し、公正な取引に応じる準備ができている」と表明。これには工業製品に対する「ゼロ対ゼロ」の関税協定案や非関税障壁への取り組みが含まれ、達成には双方の多大な共同努力が必要だと改めて強調した。