ブラジル・ルラ政権不支持が過去最高の56%、物価高に不満=世論調査

2日発表のブラジルの世論調査によると、左派ルラ大統領(79、写真)が率いる政権の不支持率が56%となり、今年1月調査の49%から上昇した。3月11日、ブラジルのミナスジェライス州ベティムで撮影(2025年 ロイター/Washington Alves)
[サンパウロ 2日 ロイター] - 2日発表のブラジルの世論調査によると、左派ルラ大統領(79)が率いる政権の不支持率が56%となり、今年1月調査の49%から上昇した。調査会社によると、3期目(不連続)のルラ政権で最も高い不支持率。支持率は47%から41%に低下した。
有権者の間で高インフレに不満が広がっていることが響いた。ルラ大統領は来年の次期大統領選への再出馬を検討しているが、強力な支持基盤である北東部でも不支持率は上昇している。
政権は既に、月収5000レアル(約880ドル)以下の国民を対象とした所得税減税案や食品高騰を抑制する輸入減税案を打ち出している。しかし今回の世論調査では、ルラ政権の取り組みが支持の持ち直しにつながっていない実態をうかがわせた。
支持率は前回調査で既に低下しており、3期目が始まった1月以降で初めて不支持率が支持率を上回る事態となっていた。
世論調査を行ったクエストの幹部は「食品やガソリンが一段と値上がりしたと感じる国民が増えて、不支持率が支持率を上回る大きな要因となっている」と述べた。
3月上旬のインフレ率は2年ぶりの高水準となる前年同期比5.26%に及び、中央銀行の物価目標範囲(1.5―4.5%)を大きく上回った。
世論調査は3月27―31日、有権者2004人を対象に対面で実施した。