UAE、10年間で1.4兆ドルの対米投資で合意=ホワイトハウス

米ホワイトハウス当局者は21日、アラブ首長国連邦(UAE)が米国に対し、今後10年間で1兆4000億ドルを投資する枠組みで合意したと明らかにした。UAEの国家安全保障顧問タハヌーン・ビン・ザイド氏は今週18日、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談を行っている。(2025年 ロイター/Steve Crisp)
Steve Holland
[ワシントン 21日 ロイター] - 米ホワイトハウス当局者は21日、アラブ首長国連邦(UAE)が米国に対し、今後10年間で1兆4000億ドルを投資する枠組みで合意したと明らかにした。UAEの国家安全保障顧問タハヌーン・ビン・ザイド氏は今週18日、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談を行っている。
当局者はロイターに対し、この新たな枠組みにより、人工知能(AI)インフラや半導体、エネルギーなど「米経済に対するUAEの既存の投資が大幅に増加する」と述べた。
同当局者によると、この枠組みの条件に基づき、UAEアブダビ首長国の政府系投資会社ADQは米投資会社エナジー・キャピタル・パートナーズと共同で、米国を中心としたエネルギーインフラとデータセンターに対する250億ドル規模の投資イニシアチブを発表。
UAEのエネルギー会社ADNOC傘下の国際投資部門XRGも、米テキサス州にある液化天然ガス(LNG)開発企業ネクストディケードのLNG輸出施設への投資を通じて、米国の天然ガス生産と輸出への支援を確約したという。