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カナダ・トロント市がテスラ営業車購入補助打ち切り、対米貿易摩擦で

2025年03月18日(火)13時37分

大気汚染対策のため電気自動車購入を促進しているカナダ最大都市トロントのオリビア・チャウ市長は17日の記者会見で、テスラのタクシーやライドシェア向け車両を購入時補助金の支給対象から除外したと発表した。写真は会見するチヤウ市長(2025年 ロイター/Wa Lone)

Wa Lone

[トロント 17日 ロイター] - 大気汚染対策のため電気自動車(EV)購入を促進しているカナダ最大都市トロントのオリビア・チャウ市長は17日の記者会見で、米EV大手テスラのタクシーやライドシェア向け車両を購入時補助金の支給対象から除外したと発表した。

1日付の措置で、カナダと米国の貿易摩擦が解消するまで除外する。チャウ市長はロイターの取材に応え「象徴的な意味合いが強い」と述べた。

同市長はイーロン・マスク氏がトランプ米大統領の最高顧問だと指摘。トランプ氏がカナダの米国への併合を主張している上、カナダ製品に関税を課しており、国内で怒りの声が広がっている。こうしたことを踏まえ、同市長は対抗措置としてテスラ最高経営責任者(CEO)のマスク氏に的を絞ってテスラの営業用車両を補助金対象から除外したと説明した。

ロイターはテスラにコメントを求めたが直ちに応じなかった。

ロイター
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