ロシアが炭酸リチウム国産化を計画、2030年に6万トン生産目指す

3月17日、ロシア天然資源環境省は、電気自動車(EV)などの電池に使われる炭酸リチウムについて、2030年に少なくとも6万トンを国内で生産する計画を公表した。モスクワで13日、代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 17日 ロイター] - ロシア天然資源環境省は17日、電気自動車(EV)などの電池に使われる炭酸リチウムについて、2030年に少なくとも6万トンを国内で生産する計画を公表した。輸入への依存を減らし、大容量電池の生産を引き上げるのが狙い。プーチン大統領は先月、リチウム採掘計画を加速する方針を示していた。
2030年に国内で産業用リチウムの生産を開始する計画で、既にリチウム鉱床3カ所に探査許可を発行したという。
米地質調査所の推計によると、ロシアはリチウム埋蔵量が約100万トンで、世界14位。ロシアの発表によると、酸化リチウムの輸入は350万トンだった。酸化リチウムと炭酸リチウムの純粋なリチウムの含有量はそれぞれ約3分の1と約20%。
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