英財務相、成長促進に向けた金融規制当局の対応を評価

リーブス英財務相は3月17日、ロイターに対し、英金融規制当局が最近打ち出した経済成長てこ入れのための措置を賞賛した。1月29日、アインシャムで撮影(2025年 ロイター/Peter Cziborra)
William Schomberg
[ロンドン 17日 ロイター] - リーブス英財務相は17日、ロイターに対し、英金融規制当局が最近打ち出した経済成長てこ入れのための措置を賞賛した。英政府は投資を阻害する官僚機構・手続きの簡素化を進めており、規制当局がこれに対応したと評価した。
具体的には、金融行動監視機構(FCA)が調査中の企業名を公表する「ネーム・アンド・シェイム」ルールを撤廃したことと、イングランド銀行(中央銀行)の健全性監督機構(PRA)が国際的な銀行資本規制(バーゼル3)のルール執行をさらに1年延期したことを賞賛
「FCAとPRAの両方で、成長を支えるための進展が見られたことは喜ばしい」と語った。
政府は先週、FCA、PRAと並ぶ金融規制当局である決済システム規制当局(PSR)を廃止すると発表した。
リーブス氏は、PSR廃止は「われわれの意思の真剣さ」を示したと述べた。他にいくつの規制機関を廃止する可能性があるかについては答えなかった。