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レバノンとシリア、停戦に合意 国境地帯の衝突で10人死亡

2025年03月18日(火)08時43分

レバノンのメナッサ国防相とシリア暫定政府のムルハフ・アブカスラ国防相が停戦に合意したと、両国の国防省が3月17日に発表した。同日、シリアのクサイルで、レバノン軍兵士や武装集団との衝突後、シリア・レバノン国境に向かうシリア軍の戦車(2025年 ロイター/Karam al-Masri)

[ベイルート 17日 ロイター] - レバノンのメナッサ国防相とシリア暫定政府のムルハフ・アブカスラ国防相が停戦に合意したと、両国の国防省が17日に発表した。両国の国境地帯ではこの2日間の戦闘により10人が死亡している。

シリア国防省とレバノン保健省によると、この2日間の国境を越えた衝突で、シリア軍の兵士3人が死亡。レバノン側は7人が死亡、52人が負傷したという。

レバノンとシリアの国防相はまた、国境でのさらなる情勢悪化を防ぐため、軍情報機関の間で連絡を維持することについても合意した。

シリアで反体制派勢力がアサド政権を崩壊させ、暫定政権を樹立して以来3カ月間、レバノンとシリアの国境地帯は情勢が緊迫していた。

シリア国防省は16日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラがシリア領内に侵入し、シリア軍の3人を誘拐、殺害したと非難した。ヒズボラは関与を否定した。

一方、レバノンの治安筋は、3人のシリア兵がレバノン領内に侵入し、自分たちの町が攻撃されるのを恐れたレバノン北東部の部族の武装メンバーによって殺害されたとしている。

シリア国防省とレバノン軍によると、シリア軍はレバノン国境の町を砲撃して応戦した。

ロイター
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