プーチン氏、米ファンドに海外勢保有のロシア証券購入を許可

ロシアのプーチン大統領は17日付の大統領令で、米国のヘッジファンド683キャピタル・パートナーズに対し、西側諸国の金融機関約12社が所有するロシア企業の証券を取得する権限を与えた。写真は2月撮影の提供写真。(2025年 ロイター/Sputnik/Alexander Kazakov/Pool via REUTERS)
[17日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は17日付の大統領令で、米国のヘッジファンド683キャピタル・パートナーズに対し、西側諸国の金融機関約12社が所有するロシア企業の証券を取得する権限を与えた。将来的にロシアの2つのファンドに売却することも承認した。
ロシアはウクライナ紛争が始まって以来、外国資産売却に対する規制を着実に強化しており、エネルギーや金融分野に関わるあらゆる取引にプーチン大統領の承認が必要となっている。
こうした中、トランプ大統領のホワイトハウス復帰によってもたらされた米ロ関係の緩和によって、西側の投資家がロシア資産を取引する道が開かれるかもしれないという期待感が浮上している。ただこの日の大統領令は細部が不明で、手がかりは限られている。
683キャピタル・パートナーズのコメントは得られていない。