トランプ氏、フーシ派巡りイランに警告 国防総省「広範」に攻撃と表明

トランプ米大統領は17日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるさらなる攻撃があればイランの責任を問うとし、イランは「深刻な」結果に直面すると警告した。写真は2月、米ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 17日 ロイター] - トランプ米大統領は17日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるさらなる攻撃があればイランの責任を問うとし、イランは「深刻な」結果に直面すると警告した。
トランプ氏は「今後、フーシ派による全ての攻撃はイランによるものと見なす。イランは責任を問われ、その結果に苦しむことになる。結果は深刻なものになる!」と自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。
米軍は15日、トランプ大統領の指示を受けフーシ派に対する空爆を開始。イエメンの首都サヌアなどで死者が出ている。
米国防総省はこの日、フーシ派に対する作戦はバイデン前政権下とは異なり、より広範囲な標的が対象になると表明。統合参謀本部のグリンケウィッチ中将は、イエメンでの最初の攻撃の波は30カ所以上の標的を対象とし、これには訓練施設のほかフーシ派のドローン専門家が含まれるとした。
また、イエメンへの攻撃について国防総省は「無期限の攻撃ではない」とし、政権交代を狙ったものではないとした。