ウクライナ平和維持部隊、「相当数の国」が派遣の意向=英報道官

スターマー英首相の報道官は17日、ウクライナでの停戦が実現すれば、「相当数の」国がウクライナに平和維持部隊を派遣する意向であるとの認識を示した。写真は15日撮影のスターマー英首相。(2025年 ロイター/Leon Neal/Pool via REUTERS)
[ロンドン 17日 ロイター] - スターマー英首相の報道官は17日、ウクライナでの停戦が実現すれば、「相当数の」国がウクライナに平和維持部隊を派遣する意向であるとの認識を示した。
同報道官は記者団に対し、停戦後のウクライナ支援に向けた「有志国連合」に30カ国以上が参加する見込みと説明。各国の貢献能力は異なるものの、重要な勢力となるとの考えを示した。
平和維持部隊が標的となった場合、反撃は許可されるかとの質問に対しては、詳細の検討に向けて軍事計画会合が開かれる予定と言及するにとどめた。
トランプ米大統領がロシアとの和平合意を巡る協議を進める中、英・仏は、停戦後の平和維持部隊派遣を提案する取り組みを主導してきた。
こうした中、ロシアのグルシュコ外務次官は17日、ウクライナとのいかなる和平合意においても、北大西洋条約機構(NATO)がウクライナの加盟を拒否し、ウクライナが中立を維持するという保証を求める考えを示した。