米南部や中西部で竜巻、少なくとも36人死亡 NY州などに注意報

米南部や中西部で14日から15日にかけて竜巻や暴風が発生し、これまでにミズーリやアーカンソーなど6州で少なくとも36人が死亡した。ミズーリ州フローリッサントで15日撮影(2025年 ロイター/Lawrence Bryant)
Rich McKay Tatiana Bautzer
[16日 ロイター] - 米南部や中西部で14日から15日にかけて竜巻や暴風が発生し、これまでにミズーリやアーカンソーなど6州で少なくとも36人が死亡した。16日には東に向かっており、ペンシルベニア州、ニューヨーク州など中部大西洋岸地域や南東部の州の一部で、竜巻注意報が継続されている。
ホワイトハウスの声明によると、トランプ大統領は「36人の罪のない命が失われ、さらに多くの人が壊滅的な被害を受けた」と述べ、竜巻と暴風の状況を監視しているとした。
また、州兵をアーカンソー州に派遣したと発表し、州・地方当局への支援を表明した。
停電状況追跡サイトのパワーアウテージによると、16日夕方時点で、被災地域では34万超の顧客が停電に見舞われている。
ミズーリ州当局によると、同州では5つの郡で計12人が死亡。最多の死者が出ている。27の郡で広範囲にわたる被害が出ており、1人が依然として行方不明という。